森村泰昌「美の教室、清聴せよ」展 [展覧会]
横浜美術館に行ってきました。
森村泰昌「美の教室、清聴せよ」展です。
森村泰昌さんといえば、なりきり写真アートで有名ですが、今回は名画を表現する美術史シリーズにスポットを当てています。名画シリーズはかなり印象的で、特にマネのオランピアはかなり鮮明におぼえていました。でも今回、間近で見て新たな発見も多々あり面白かったです。
今回の美術展は趣向が変わっていて、見に行った人が森村先生の授業を受けるというかたちをとっていました。まずホームルームで説明を聞いたあと、全員がイヤホンガイドを持って、フェルメール、セザンヌ、ゴッホ、ゴヤなどの名画に扮する自分の作品とオリジナルの作品についての森村先生の講義を受けながら展示を見ます。放課後の校庭で三島由紀夫(に扮する森村泰昌)の演説フィルムを見たあとは、卒業試験です。
卒業試験の答案用紙を提出すると、卒業試験の解答&解説と修了証書(バッジ)をもらえます。答案は係の人がその場で採点してくれます。全5問のうち私は問4がわからず間違えてしまいましたが、大体の人は満点だったようです。
そのあと常設展をざっと見ましたが、そちらの展示室にも森村作品が展示されている部屋がありました。女優シリーズの原節子もありましたねぇ。
モナ・リザなりきりコーナーなどもあったので、なってみました(笑)。観光地によくある絵の顔の部分が穴になっているものですが、前に鏡があるので自分でも見ることができます。でも、今回印象的だったのは5時間目のフリーダ・ルームかな。フリーダ・カーロのアクが強い作品の数々…になりきる森村泰昌。
横浜美術館は広くて見やすいし、ミュージアムショップにはいろいろなアートグッズが置いてあって楽しいです。もう少し近かったら、ときどき行きたいところです。
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