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マリインスキー歌劇場管弦楽団 '07 11/4 [クラシック音楽]

先週末は土日ともライブ。今週は土日とも演奏会です。

マリインスキー歌劇場管弦楽団の演奏会を聴きに、みなとみらいホールに行きました。
指揮はワレリー・ゲルギエフ

リムスキー=コルサコフのオペラ作品集>
オペラ・バレエ「ムラーダ」より “貴族たちの行進” (金管五重奏)
歌劇「プスコフの娘」序曲
歌劇「見えない町キーテジと乙女フェヴローニャの物語」組曲
歌劇「金鶏」組曲

ストラヴィンスキー:バレエ音楽「火の鳥」全曲(1910年版)

<アンコール>
アナトーリ・リャードフバーバ・ヤガー

リムスキー=コルサコフのオペラ作品は今まで聴く機会がなかったです。「金鶏」に聴き覚えがあるくらいで、あとは初めてかも。でも、9月に東京都庭園美術館で「舞台芸術の世界 ディアギレフのロシアバレエと舞台デザイン」(記事こちら)を見たので、身近に感じられました。

「火の鳥」はデカイ編成ですね〜。舞台上が満員でした。今回は、この「火の鳥」全曲っていうのがお目当てだったんだけど、こちらはもっと聴く機会が少ないかも。曲、長いです。当たり前のことを・・・。
いつも聴いているあの組曲とは違う曲みたいですね。知ってる部分がところどころ出てくる感じで。組曲よりさらに大きな編成なんですよね。だから余計に、迫ってくる感がありました。

マリインスキー歌劇場管弦楽団の演奏は実に素晴らしかったです。大音量でもハリがあって柔らかい響きなのがスゴイですね。昔聴いたことあるような気がするんだけど、上手いという印象はなかったんですよね・・・。ゲルギエフがここまで育て上げたんですね。ブラボーです。

こんなに素晴らしい演奏なのに、演目があまりメジャーでないせいか、それとも横浜のせいか空席が目立ちました。もったいない。

----以下、演奏会の感想とは違うお話です----

休憩後、友達と前の方の席に移動してみたのですが、会場の人がやってきて「何かお席に問題ありましたか?」というのです。空いていたから移動したと言うと、席の場所を聞かれたので指差したところ「席の値段が違うので下の受付に行って差額を払ってもらわないと移動できません」と言われました。あきらめて元の席に戻りましたが、その後も何組もやって来ては追い返されていました。かなりキツイ言い方をするので、もし本当に休憩時間からやってきてその席のチケットを持っている人がいたら、非常に失礼だと思います。

私たちが座っていた席は3階のバルコニー席で、今回のカテゴリーだとD席で定価6,000円です。その席からだとステージは半分くらいしか見えません。ちょっと高いですよね。見えない席は「この席はステージが半分しか見えません」として、2,000円くらいにしてほしいところです。だって、指揮者が頭と右腕しか見えないんですよ。

休憩後空席に移動するという行為についてよく思わない人もいるとは思いますが、私はステージで演奏している人的にも、移れるなら移った方がいいと思うんですよね。真ん中のステージからよく見える席が埋まっていた方がモチベーション上がると思います。もちろん、プロなんだから観客が数人でも最高の演奏をするはずですが。仮に、自分が高い席を買っていて同じランクの空席に安いチケットの人が移動してきたとしても別にかまわないんだけどな。

最近だと、直前に残っているチケットが安くなったりすることもありますが、それもいいことだと思います。席を空けておくよりは人が座った方がいいんです。前もってチケットを買っている人は “席が確保されている” という保険ですからね。
ジャパン・アーツにも、会員に限ってだけど「間近割引サービス:原則として公演の2週間前に残席に余裕がある場合、一定期間(当日券は除く)通常の会員価格より更にお得な特別割引価格にてご案内致します」というのがあります。

絶対に席を移動させないというのは、みなとみらいホールの方針なんでしょうね。やたらと係員がいっぱいいたのもそのためなんですか。他のホールではそんな光景を見たことはありません。他は黙認ということなんでしょうか。
それにしても、メインプログラムとはいえ最後の1曲だけを、空いているけど違う値段の席で聴くために下に行って差額を払って来いというのはねぇ。

座席の移動については意見が分かれると思いますが、これは単に私が自分を正当化しようとしているだけのように聞こえますかねぇ・・・。


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