英国バーミンガム ロイヤル・バレエ団「コッペリア」'08 1/15 [バレエ]
バーミンガム ロイヤル・バレエ団の2演目目は「コッペリア」です。
「美女と野獣」は上野の東京文化会館で、「コッペリア」は五反田のゆうぽうと。こういう、同じバレエ団で演目によって会場が違うのはたまにあるけど、間違えないように気をつけないと。前に友達が間違えて遅れたことがありました。
今日も大入り。そりゃそうですよね。スワニルダが吉田都さんですから。確か追加公演もあったような…。
友達が「トリプル・ピーターだね」と言っていましたが、配役表を見ると・・・
振付:ピーター・ライト
衣装:ピーター・ファーマー
照明:ピーター・ティーゲン
・・・となっていて、まさにトリプルのピーターさんによって作られた舞台だったようです。
「コッペリア」はコミカルなバレエで、とてもわかりやすいですよね。台詞がなくても十分伝わります。クラシックバレエ鑑賞入門者はここから入るのもいいかもしれませんね。ちゃんとグラン・パ・ド・ドゥもあるし。でも、この日は3幕に入ったとたんに眠くなってきました。3幕は「美女と野獣」になかった “お話上意味のない踊り” のオンパレードですね。でも、こういうのが全幕物バレエの醍醐味なのかも。
吉田都さんもコメディエンヌぶりを発揮していました。とても魅力的なスワニルダで、かわいかったです。彼女は単独で見れば顔も小さくてスタイルも良いカワイイ女性ですが、西欧人のバレエ・ダンサーの中に入ると、正直、日本人だなぁと思ってしまいます。顔が平べったくて横に広い感じ(ゴメンナサイ)に見えるんです。ところが、それを補って余りある踊りと表現力なんですね。他の人と全く違いますから。
イアン・マッケイも、もちろん今度はちゃんと最初から素顔です(笑)。ちょっと浮気者のフランツを楽しそうに演じていました。回転のとき身体が斜めってて、大丈夫なのかなって思ってしまったけど。
最後は、ほんわかイイ気分で終われます。コッペリウス博士、良かったね!
そんなに長くないバレエですが、休憩は20分が2回も。舞台のセット替えが大変なんですねぇ、きっと。「美女と野獣」もそうでしたが、セットや演出が “演劇の国の人たちなんだなぁ” と思わせてくれます。ロイヤル(バーミンガムじゃない方です)のときもいつもそう思いますが。
そのロイヤル・バレエ団ですが、今年の7月に来日公演があります。楽しみですね〜。
昨年の秋に紫綬褒章を受章している吉田都さんですが、12月には英国政府が大英勲章(OBE)を授与。去年は勲章イヤーだったみたいです。
吉田都さんについてのいろいろ。
●NHK プロフェッショナル 仕事の流儀
第49回 自分を信じる強さを持て
〜バレリーナ・吉田都〜
●茂木健一郎 クオリア日記:プロフェッショナル 仕事の流儀 吉田都
●ほぼ日刊イトイ新聞 - ぼくは見ておこう
『ぼくは見ておこう』松原耕二の、ライフ・ライブラリー。
吉田都の世界
バレエ ブログランキングへ
コメント 0