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読売日本交響楽団(都民芸術フェスティバル)'08 2/3 [クラシック音楽]

オペラ、オーケストラ、室内楽からバレエ、能楽、邦楽など、様々なジャンルの公演を手軽な値段で楽しめる都民芸術フェスティバルの時期です。
〔オーケストラ1回券:A席3,800円、B席2,800円、C席1,800円〕
安いですよね! いつも、この中でも一番安いC席です。

私は毎年オーケストラシリーズを何公演か聴きに行っています(去年は行ってないけど)。すべて池袋の東京芸術劇場での公演。今日が今年のオーケストラシリーズの初日ですね。日曜マチネです。
出がけに雪対策など考えてバタバタしていたところ、開演に間に合わず・・・。最初に序曲などがあるつもりでいました。でも実際はなかったので、チャイコンの1楽章の途中に到着。

読売日本交響楽団  指揮:尾高忠明 ヴァイオリン:二村英仁

チャイコフスキーヴァイオリン協奏曲 ニ長調
上記のようなわけで、1楽章の途中からロビーのモニターで鑑賞。2楽章からドアの前で立ち見(立ち聴き?)という状況でした。しかも、階段の上から2段目より上に行ってはいけないので、私がいた場所からは指揮者もソリストも全く見えず、文字通りの立ち聴きでした。
でも、久しぶりに聴いた仁村くんのヴァイオリンの音色は力強いながらも艶っぽくもあり、東京芸術劇場の空間を満たしているというイメージでした。でも、演奏している姿を見たかったな。

ショスタコーヴィチ交響曲第5番 ニ短調
この曲は名曲ですよね〜。最初は眉間にしわをよせているような感じで始まりますが、4楽章の最後には解放されます。ベートーヴェン的に苦悩から解放されて歓喜に至るのか、強制されてのものなのかといろいろ言われているようですが、それは置いといて。
この曲は高校生のときにブラバンアレンジで演奏したことがあります。その頃は曲を知らなかったのですが、けっこう難しいなと思った記憶があります。しかも、最後の歓喜に至るときには1ページ分くらい高音でひたすら八分音符でツラかったです。なので個人的にはベートーヴェン的歓喜には至れないのでした(笑)

<アンコール>
チャイコフスキー:エレジー

読響のコントラバスの人が昨日定年だったということで、花束贈呈となりました。指揮者の尾高忠明さんは、客席に向かって「聞こえますか?」と話しかけていましたが、3階席でもすっごくよく聞こえましたよ。通る声なんですね。その後にアンコールの演奏でした。

仁村くんといえば、1998年にユネスコ平和芸術家に任命されて、ずいぶんテレビにも取り上げられていました。高校時代だったと思うけど、コンクールで2位になったときお父さんにぶっとばされたとか。要するに1位じゃないとダメってことですね。厳しいお父さんなんだなぁと思いましたよ。
最近のプログラムの写真にも使われている二村英仁 オフェイシャルウェブサイトの写真は、野村萬斎福士誠治をたして2で割ったような感じでカッコイイですね。そーいや、どっちもNHKの朝ドラに出ていた俳優ですね。

音楽にできること~ヴァイオリニスト二村英仁・29歳の旅

音楽にできること~ヴァイオリニスト二村英仁・29歳の旅

  • アーティスト: 二村英仁,ハン・ツィ,バッハ,サラサーテ,リムスキー=コルサコフ,バッジーニ,ラフマニノフ,ブラームス,ブロッホ,ガンバ(フィリッポ)
  • 出版社/メーカー: ソニーレコード
  • 発売日: 2000/03/08
  • メディア: CD

ショスタコーヴィチの “強制された歓喜” については、この本の中にヒントがあります。

ショスタコーヴィチの証言 (中公文庫)

ショスタコーヴィチの証言 (中公文庫)

  • 作者: ソロモン ヴォルコフ
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2001/06
  • メディア: 文庫


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