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映画「デビルズ・ダブル」 [映画]

レディースデーということで映画を観に。
「デビルズ・ダブル -ある影武者の物語-」

現代の影武者に興味を持ったので、これを観ることにしました。
影武者といえば戦国時代の話(黒沢明の「影武者」とか)というイメージでした。
考えたら、中東は現代も戦国時代(戦争中)なのですよね。
映画の中で「スターリンには12人の影武者がいた」というウダイの台詞があります。
そうなんだろうな、と納得してしまいます。

ウダイ・フセインの影武者だったラティフ・ヤヒア氏が書いた本が原作。
ラティフ・ヤヒア氏がプロモーションのため来日もしましたよね。
なので、この人は死なないということだけはわかっています。
ラティフ・ヤヒア氏の希望通り、アメリカのスタッフ・キャストは一切使わないという条件下で作られた映画だそうです。

ウダイがどれだけ残酷で困った人間だったか、そのウダイに見た目が似ているというだけで過酷な人生を送るはめになってしまったラティフの苦悩が描かれています。
そんなに残酷描写はないのですが、撮影したシーンでも“残酷すぎる”ということで大分カットしたみたいです。
この映画だけでも、ラティフの苦労はかいま見られます。
ドミニク・クーパーによるウダイとラティフの2役もハマッていました。

見終わって思ったこと。これは今の流れの中のほんの一部だったんだ。
世界には今も戦国時代の国や地域があるのですよね。
ずーっと続いている時間の流れのうちの一部分だけを観た感じ。
だから、あまり印象には残りませんでした。
これは「今」なんだということを実感することに意味があるのかも。

ラティフ氏はインタビューで「金正日にも影武者はいたはず」と言っています。
現代にも影武者はたくさんいるのかもしれません。

日刊サイゾーウダイ・フセインの"影武者"インタビュー
『デビルズ・ダブル』原作者の告白「ウダイを殺れなかったのが心残り」
(前編) (後編)

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