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東京バレエ団 ベジャールの「くるみ割り人形」'12 12/16 [バレエ]

モーリス・ベジャール没後5年記念シリーズ1
モーリス・ベジャール振付「くるみ割り人形」(全2幕)

久しぶりにベジャールのくるみを観るために、東京文化会館に行きました。
ベジャールが逝ってから、もう5年になるのですね。

ロビーのパネル。
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「変貌」とは「再生」のこと。
 私が死ぬと土になり、土は花となり、花は香り、
  香りは人の思想となる。    モーリス・ベジャール

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◆主な配役◆

―第1幕―

ビム:岡崎隼也
母:渡辺理恵
猫のフェリックス:梅澤紘貴
M...(マリウス・プティパ、メフィスト、M...):木村和夫
妹のクロード、プチ・ファウスト:古閑彩都貴
光の天使:柄本弾、森川茉央
妖精:西村真由美、矢島まい
マジック・キューピー:飯田宗孝

―第2幕―

スペイン 闘牛士:杉山優一、吉田蓮、中村祐司
中国 バトン:河合眞里
アラブ:沖香菜子-木村和夫
ソ連:佐伯知香-宮本祐宜
フェリックスと仲間たち:梅澤紘貴
パリ:高木綾-高岸直樹
グラン・パ・ド・ドゥ:上野水香-後藤晴雄

ビデオ編集協力:GPA
※音楽は特別録音テープを使用いたします。
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東京バレエ団も大分、メンバーが変わりましたよね。
今回は、大きなビムと若い母。
お母さんは7歳のときに亡くなっているから、若くてもいいかしれないけど、なんとなくしっくりこない感じでした。考えたら、歴代のビムは身体の小さい人が演じていました。

M...の木村さんはさすがの存在感です。柔らかい動きと美しいポーズ。
マジック・キューピーは飯田さんしかできる人がいないのでしょうかね。
今はダンサーではなく芸術監督ですからね。

若いダンサーの皆さんに、私の頭の中のくるみを上書きしてほしいところです。
最初に観た斎藤友佳理さんのグラン・パ・ド・ドゥもなかなか上書きされません。
小林十市さんのフェリックスなんかも観てしまっていますしね。

クリスマスの時期にはピッタリの楽しい作品だし、これを観るとベジャールの一部分が理解できたような気にもなれちゃうのですよね。ベジャールの声も聴けるし。
最初に観たときから「ボクはバレエとけっこんした」という台詞が頭に残っています。ベジャールのくるみといえば、それが出てきてしまうくらい。
バレエと結婚したベジャールはバレエとラブラブのまま5年前に亡くなったのですね。


ベジャールの没後5年 記念シリーズは今回の「くるみ割り人形」をシリーズ1として、シリーズ3まで上演が予定されています。日程は以下の通り。

〈モーリス・ベジャール没後5年 記念シリーズ 1〉
2012年12/15(土)、12/16(日)
東京バレエ団 ベジャールの「くるみ割り人形」

〈モーリス・ベジャール没後5年 記念シリーズ 2〉
2013年1/19(土)、1/20(日)
東京バレエ団 <ベジャール・ガラ2013>
「中国の不思議な役人」、「火の鳥」/「ギリシャの踊り」、「ドン・ジョヴァンニ」

〈モーリス・ベジャール没後5年 記念シリーズ 3〉
2013年3/1(金)~3/10(日)
モーリス・ベジャール・バレエ団 2013日本公演
Aプロ「ボレロ」「ディオニソス組曲」「シンコペ」 Bプロ「ライト」全幕

シリーズ 2には小林十市さんが出演するのですよね。楽しみです。

フィガロ・ジャポンの小林十市さんインタビュー記事
『ベジャールの思い出、そして、今、これからの自分』
 

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