SSブログ

「天才でごめんなさい」・・・確かに [展覧会]

六本木ヒルズにある森美術館へ、会社帰りに。
夜の10時まで開いていてくれるのがありがたいですね。
mam1.png
会田誠展: 天才でごめんなさい
確かに、天才でした (^^)

会田誠の作品は、受け付けない人もいますよね。
エロ・グロ・ロリもあるし。
実際に、市民団体から抗議があったみたいですから。
「首輪の全裸少女」作品に市民団体が抗議 会田誠展は本当に「性差別」なのか

私としては、こうやって芸術が窮屈になってしまうのがいやなのです。
というわけで、会田誠:平成勧進プロジェクトの15,000円サポーターとして1口支援しました。そうすると、大型絵画の一部抽出限定エディション作品(プリントだけどきれい)と今回の招待券2枚をもらえるのです。その招待券で友達と一緒に見に行ったわけです。

“芸術作品”とひとくくりにはできるけど、いろいろです。
絵画だけでなく、映像や立体やモーターを使ったもの、空間そのものまでバラエティに富んだ作品が展示されていました。戦争がテーマの作品の中には血液で字を書いたものもありました。
どれにも攻めの姿勢が感じられます。

とにかく、作品が思っていたより大きかった。
《ジューサーミキサー》にしても《大山椒魚》にしても、予想を上回るサイズ。《巨大フジ隊員VSキングギドラ》も文字通り巨大。
ウェブや雑誌、チラシなどでしか見ていなかったので、大きくてビックリでした。作品紹介などにはサイズが載っているけど、実感が沸かなかったのですよね。

屏風に描かれた作品が多いというのも発見でした。
日本画風西洋画?というか。顔料とアクリル絵の具を両方使っていたりするのですよね。金箔や銀箔がふんだんに使用されているものも。
あと、字が美しい。和紙に草書で縦書きされた2chのカキコミは笑えます。

少女作品もどれも良いけど、個人的には《あぜ道》好きです。
私も中学生の頃、あんな髪型(ツインテール)していました(笑)

《考えない人》は撮影可能なので、写してみました。
mam2.png
おにぎり仮面は本当に何も考えていないのか・・・?

市民団体から抗議がくるタイプの作品は18禁の部屋にまとめられています。
そこでは、「食用人造少女・美味ちゃん」も見られるし、「ミュータント花子」の漫画は全部読むことができます。
抗議対象の《犬》シリーズは美しい作品群でした。

お客の年齢層が若かったです。
美術展に行くと、大抵の場合かなりお客の年齢が高めなのですよね。
なんというか、居やすい空間でした。思った通り面白かったし。

森美術館ブログ
会田誠とは何者か?“天才”の正体を探る!
(1)~大宮エリー編~
(2)~辛酸なめ子 編~
(3)~ホンマタカシ 編~
(4)~岩渕貞哉 編~

サーチナの韓国BBSでも取り上げられていましたね、そういえば。
【韓国BBS】日本人作家「犬の首輪全裸少女」の絵、どう思う?

チケットは《滝の絵》でしたね。
これも実物は大きいですよ。しかも、よく見るといろいろ発見があって楽しい。
am.png
一部抽出のプリント作品はこちら。
a.png

宮崎勤以降の「有害図書規制問題」などには思うところがあります。
あまりに短絡的というか。
その一環(?)で今回の1口支援に至ったかもしれません。
会田誠氏には、これからもがんばってほしい。

ブログランキング・にほんブログ村へ 
nice!(4)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

nice! 4

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0