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Iwaki Ballet Company「ジゼル」'12 12/22 [バレエ]

Iwaki Ballet Companyの旗揚げ公演「ジゼル」を観に行きました。
メルパルクホールに行くのは久しぶり。
このホールはバレエの発表会をやるホールというイメージがあります。
ロビーには子供や家族連れがいっぱい。
花束やプレゼントを預かる受け付けに長蛇の列というのも、そんな感じでしょうか。

東京バレエ団の中でも井脇幸江さんは好きなダンサーだったのですが、知らないうちに退団していたのもその後新たにバレエ団を立ち上げたのもビックリでした。
(ちゃんとHPなどでチェックしておかないといけないですね)
しかも、公演の存在自体チラシをちゃんと見なければ気づかなかったという。

井脇さんがジゼルを踊るんだから、良くないわけがないと思っていました。しかも、東京バレエ団にいれば踊る機会はなさそうだったし、観る機会ができて良かったです。

主要キャスト
ジゼル・・・井脇 幸江
アルブレヒト・・・清水 健太
ヒラリオン・・・正木 亮
ミルタ・・・柴田 有紀
ウィルフリード・・・浅田 良和
バチルド姫・・・宮下 今日子
ペザントのパ・ド・トロワ・・・中野裟弓・小泉朱音・井上良太
ドゥ・ウィリ・・・銀山優花・松村みのり

井脇さんのジゼルは思った通り、良かったです。
狂ってしまうところも髪の毛をほどく演出などはなく、演技のみで見せていました。
ウィリになってからも、ポーズの美しさが際立っていました。
東京バレエ団時代には、ジゼルの公演ではミルタかバチルド姫でしたよね。
ミルタは本当に素晴らしかった。世界一だと思います。

柴田有紀さんのミルタは少し感情がありそうな感じ。
ジゼルとアルブレヒトに「どうしてもお願い」と頼まれたら、見逃してしまいそうなイメージが・・・。あくまで私が感じただけだけど。役柄がキャストによって変わるのが面白いですよね。
友達は「歯並びを治すべき」と言っていました・・・。

ペザントの井上良太さんは期待通りでした。
東京バレエ団の「オネーギン」初演時のレンスキーがとても良かったのですよね。彼も今年バレエ団を退団しています。

清水健太さんのアルブレヒト、正木亮さんのヒラリオンも初めて観るので、とても新鮮な感じがしました。宮下今日子さんのバチルド姫はゴージャスで美しかったです。

ステージ上はよかったです。
ただ、客席が完全にバレエの発表会状態。
子供が観に来るのはいいと思うのですが、やはり未就学児は入れない方がいいと思うし、小学校に上がっていても子供同士で座らせるのはやめてほしかったですね。(隣の子と「あ、○○先生出て来た!」などとおしゃべりしている子も)
あと、チラシを配るときの袋も音がしないものに変えてほしいです。
子供はどうしても公演中にしゃべっちゃうし、袋をガサガサさせます。
ちなみに、大人もガサガサさせる場合があります。

生オケじゃなく録音テープだというのも、少し発表会風に聴こえてしまうのかも。
でも、そこはしょうがないと思います。チケット代の設定などもあるだろうし。

始まる前にパンフレット(1,000円)を買うときに、ロビーで「1,000円もするの?」という声が聞こえてきたけど、広告ゼロでこれを作ったら1,000円はしょうがないと思いますよ。
お客がパンフレットを買うというのもカンパニーを応援することにつながります。

そうそう、今回、子供の出演もありましたね。
演出の関係というよりはチケットを売るためなのだろうと思いますが、なくてもいいと思うのですよね。ステージのクオリティが高ければお客は入ると思います。
このまま発表会を続けるのか、プロとしての公演に向くのか。
気になるところではあります。
来年の3月にはガラ公演を行うようです。

井脇幸江バレエスタジオ ブログ

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