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ゆうぽうとホールが閉館 [バレエ]

五反田のゆうぽうとホールが今月いっぱいで閉館します。
ゆうぽうとホールには、バレエを観に何度となく行っています。
バレエ鑑賞が趣味の人は間違いなく行ったことがあるホールだと思います。

個人的に忘れられないのは、7年前に東京バレエ団の「ジゼル」を観るために6日で7回も通ったこと(1回2回3回4回5回6回7回)。
その後も「ジゼル」はゆうぽうとホールで観ることが多かったと思います。最後に行ったのも今年の東京バレエ団の「ジゼル」。しかも、2日連続で通いました。

バレエ公演で一番たくさん行っている上野の東京文化会館に比べると、ゆうぽうとホールは五反田駅からだと少し遠くて雨の日なんかは憂鬱な気分になりました。でも、たくさんの思い出が詰まったホールです。
閉館理由は運営難と老朽化とのこと。なくなってしまうのは残念です。


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ゆうぽうとホール:東京で消えゆくバレエ劇場…30日閉館
毎日新聞 2015年09月27日 20時18分(最終更新 09月27日 21時43分)

 年間150日をバレエ団体が利用し、「バレエの殿堂」と呼ばれてきた「ゆうぽうとホール」(東京・五反田、約1800席)が30日閉館する。27日、最後のバレエ公演が開かれた。

 この日、花道を飾ったのは、NBAバレエ団の「ドン・キホーテ」。カーテンコールでは舞台上に「さようなら ゆうぽうと! ありがとう33年間!」と記された横断幕が下りた。

 1982年に開業した同ホールは、バレエの本拠として発展。だが運営難と老朽化から、所有者の日本郵政が閉館を決めた。処分方法は検討中という。全幕主演を果たした高橋真之さんは公演後、「アンコールは感謝を込めて踊りました」と話した。

 東京都心では日本青年館、青山劇場などバレエ公演に適したホールが相次いで閉鎖されており、関係者は「海外への人材流出が加速する」と頭を抱えている。【斉藤希史子】

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バレエ公演最終日の終演後、舞台上に掲げられた
「さようなら ゆうぽうと」の横断幕=東京都品
川区で2015年9月27日、望月亮一撮影

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完全に失念 [バレエ]

アリーナ・コジョカル <ドリーム・プロジェクト2014>
昨日がAプロの初日でした。

私は昨日のチケットを持っていたのに完全に失念して家で休んでいました。
前日の夜に福岡から帰ってきて疲れていたのと、風邪が完治していないのとで完全に休息日として家から一歩も出ずにいたのですよね。
咳は気になるけど、観に行けないほどの体調ではなかったのだけど。
しかも、失念していたことに気づいたのは今日。

<第25回バレエの祭典>の最初の公演でもあるのですよね。
2014〜2015年の全8公演12演目で24万円支払ってあります。
ちなみに、昨日のS席のチケット代は16,000円。
無駄にしてしまいました・・・。

コジョカルの白鳥第2幕なんかもあったのにAプロを観られなくて残念。
Bプロにはちゃんと行きます!

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ローザンヌ、今年も日本人高校生が1位!熊川哲也以来 [バレエ]

ローザンヌ国際バレエコンクールで日本人の日本人の高校2年生、二山治雄さんが優勝したとのニュースが入ってきました。
2年前には菅井円加さんが優勝だったのですよね。
日本人男性としては熊川哲也以来の快挙で、将来が楽しみです。

2位は高校2年生の前田紗江さんということで、今年は1位も2位も日本人。
さらに6位も日本人。東京出身でモナコ在住の加藤三希央さん。
日本の若いダンサーには将来有望な人材が多いですね (^^)

二山くんはサンフランシスコのバレエ学校への入校を希望しているそうです。
ちなみに、2年前に1位だった菅井さんは、昨年9月からドイツの「ハンブルク・ナショナル・ユース・バレエ」の正式団員になったそうです。ノイマイヤー作品を踊るところを観てみたいです。

昨年は記事として取り上げませんでしたが、山本雅也さん(当時18歳)が3位に入賞しているのですよね。その後、彼は英国ロイヤルバレエ団へ研修生として入団しています。
ロイヤルといえば、熊川てっちゃんもかつて在籍していました。
こちらも将来楽しみ!

菅井さん、山本くんに次いで二山くんのプロデビューも待ち遠しいですね〜。


----------------以下、スポーツ報知より
ローザンヌ国際バレエで二山さん優勝、前田さんが2位

 若手バレエダンサーの登竜門として知られる第42回ローザンヌ国際バレエコンクール最終選考が1日、スイス西部ローザンヌで行われ、長野県松本市の松本第一高校2年、二山治雄さん(17)が優勝した。日本人の優勝は2012年以来、2年ぶり。日本人男性としては1989年に最高賞の金賞を受賞した熊川哲也さん以来の快挙とみられる。

 2位には横浜市の高校1年、前田紗江さん(15)、6位にもモナコ在住の加藤三希央さん(18)=東京都出身=がそれぞれ入賞。入賞者6人のうち3人が日本人だった。

 二山さんは授賞式後「すごくびっくりして言葉にならない」と驚きを表現。「お客さんに楽しんでもらえるようなダンサーになりたい」と抱負を語った。

 同コンクールは、世界的に活躍するバレエダンサーの熊川さんや吉田都さんらを輩出した。

 今回は世界15か国から73人が参加。20人が最終選考に残り、それぞれクラシックとコンテンポラリー(現代)の作品を踊って順位を競った。3位は米国、4位はスペイン、5位はフランスのダンサーがそれぞれ入賞した。

 入賞者は世界の名門バレエ学校に1年間の入校が認められるほか、留学中の生活費支援として1万6000スイスフラン(約180万円)がそれぞれ贈られる。二山さんは米サンフランシスコのバレエ学校への入校を希望しているという。(共同)

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第42回ローザンヌ国際バレエコンクールで優勝した二山治雄さん(中央)、2位の前田紗江さん(左)、6位の加藤三希央さん(共同)

(2014年2月2日13時14分 スポーツ報知)

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まさか、ドミトリチェンコだったとは [バレエ]

フィーリン襲撃事件の続報です。
フィーリンに硫酸をかけた容疑者としてドミトリチェンコら3人が拘束されたそうです。前日に容疑者の身柄を拘束したというニュースがありましたが、それは運転手の男性だったようですね。

ちょっとびっくりです。
事件当時のニュースで、ボリショイの関係者は“フィーリンが正体不明の人物からたびたび脅迫を受けていたと言っていた”と伝えられていましたが、フィーリンは犯人に心当たりがあったのかもしれません。

ドミトリチェンコといえば、ちょうど1年前のボリショイ・バレエ団来日公演で「スパルタクス」を観ています。信じられない展開になってきました。
それにしても、本当にドミトリチェンコの彼女(?)の配役を巡るトラブルが原因なの? とにかく、詳しい取り調べはこれからですよね。
さらなる続報を待つことにしましょう。


----------------------以下、MSN 産経ニュースより
ボリショイ芸術監督襲撃事件で、バレエ団現役ダンサーら3人を拘束
2013.3.6 10:49 [ロシア]
 【モスクワ=佐々木正明】ロシアのボリショイ・バレエ団の芸術監督セルゲイ・フィーリン氏(42)が今年1月、モスクワ市内の自宅で顔に硫酸をふりかけられ、大けがを負った事件で、ロシア内務省は5日、同団所属のダンサーのパベル・ドミトリチェンコ容疑者ら計3人を拘束した。

 インタファクス通信によると、他の2人は実行犯の男と犯行現場にいた運転手役の男で、警察当局はドミトリチェンコ容疑者が犯行を指示したとみている。

 モスクワ生まれのドミトリチェンコ容疑者は2002年に世界最高峰の同バレエ団に入団し、準トップダンサーの上級ソリストまで昇格。昨年には、フィーリン監督とともに来日し、「白鳥の湖」や「スパルタクス」の主役級を演じた。今月16日のボリショイ劇場での公演にも出演する予定になっていた。

 ボリショイ劇場は5日夜、フィーリン監督とドミトリチェンコ容疑者の間に「激しい衝突はなかった」と声明を出した。しかし、露紙コメルサントは関係者の話として、2人の確執の原因は、同団所属でドミトリチェンコ容疑者と近い関係にあった女性ダンサーだったと指摘。「白鳥の湖」の配役をめぐりトラブルがあり、警察当局はドミトリチェンコ容疑者が復讐をしようとしたのではないか、とみている。

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ロシアの捜査当局に拘束されたボリショイ・バレエ団上級ソリストのパベル・ドミトリチェンコ氏(AP)

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ボリショイとフィーリン [バレエ]

まずは、フィーリンが襲撃されたニュースでびっくり。その後、容疑者としてドミトリチェンコが拘束されたニュースでさらにビックリでした。

若くしてボリショイ・バレエ団の芸術監督に就任したフィーリンは、革新的な手法が批判されていたということもあったようです。いやがらせなども受けていたみたいですよね。
私は伝統と革新は並び立ち得るものだと思います。というより、伝統を守りながら革新的なものをプラスしていかないといけないと思うのですよね。
そんな話で済むものではないのかもしれないけど、ボリショイは昔からよくもめているイメージがあります。

フィーリンは2月4日に退院しましたよね。
体調は良くなっているけど、視力が回復しない状況が続いているそうです。
今はドイツで視力回復に向けたリハビリを行っているとのこと。
とりあえず、この段階まで来られたのはよかったですよね。
ニュース記事には痛々しい写真も載っていますが、良くなってほしいです。
回復を祈っております。


----------------以下、産経WESTより
顔に酸をかけられたボリショイ・バレエ貴公子…内部対立、世界最高峰バレエ団の「暗い、暗い闇」
2013.2.24 18:00
 世界最高峰のバレエ、ロシアのボリショイ・バレエ団。芸術監督としてそのトップに君臨するセルゲイ・フィーリン氏(42)が先月17日、何者かに顔面に強酸液を掛けられて失明寸前となった。現役時代、美しい容姿と足先まで神経の行き届いたステップでファンを魅了し「王子様役がぴったり」と称されたフィーリン氏を襲った突然の悲劇。背景には配役などをめぐる対立や恨みがあるともみられている。夢舞台の裏側に潜む確執とは何だったのか。

■事件前から相次ぐいやがらせ

 フィーリン氏は先月17日深夜、モスクワの自宅脇の駐車場で覆面姿の男に襲撃され、強酸液をかけられ顔面の4分の1をやけどするけがを負って入院した。一時は失明も懸念されたが、医師らからは一定程度の視力は維持できそうだとの見通しも出ている。現在はモスクワの病院を退院、ドイツで視力回復に向けた治療やリハビリを行っているという。

 地元紙によると、今年になってフィーリン氏は車を壊されたり、自身のウェブサイトを荒らされたりして恐怖を感じてきた。事件の背景にはバレエ団内の対立など、同氏の職務が関係するとみられている。

■周囲が反発した革新

 2011年に40歳の若さで世界最高峰、最大規模のバレエ団の芸術監督に就任したフィーリン氏。一部では革新的な手法に批判が集まっていたという指摘もある。

 ロシアにバレエ留学の経験のある日本人バレエダンサーは、その革新的な手法の象徴は11年にリニューアルしたボリショイ劇場のこけら落とし公演と説明する。

 同年11月に行われた公演「眠れる森の美女」でトップを踊ったのは、アメリカのバレエ団「ABT」から移籍したダンサーだった。

 「ロシアには伝統のバレエメソッドがあり、その教育を受けたダンサーがしのぎを削ってトップを目指す。その中でアメリカのダンサーがトップを踊ること自体が異例。ロシアの伝統を守るバレエ団内に不満がたまったのでは」という。

■美しい“足先”

 フィーリン氏も2008年までボリショイ内でトップとして活躍、甘い顔立ちと長い手足という容姿に恵まれ、さらに踊ったときの足先の美しさクリアなステップなど高い技術で人気を集めた。日本のバレエ雑誌で足先の写真を集めて特集を組まれたこともあったほどだ。

 ダンサーとして最後の来日公演は同年11、12月。このとき演じた「明るい小川」の役柄は途中で女装してバレリーナ姿になって踊るシーンがある。びわ湖ホール(滋賀県大津市)公演の舞台間近でフィーリンを見たファンの一人は「ロマンチックなチュチュを着てトゥ・シューズを履いて、それはそれは美しかった」と振り返る。中でも「特に足の甲が美しかった」と、うっとり。「トゥ・シューズに支えられた足先が弓なりになったとき、足の甲がなだらかで美しい弧を描いた。それが空中に舞ったときも崩れないのがすごい」と魅力を語る。

 舞踊評論家の桜井多佳子さんも「彼のバレエの良さは基本に忠実で、足先のきれいさにある。その魅力は特にきれいな王子様の役などで際だった。王子様役を高い技術で雰囲気を持って演じることのできるダンサーだった」と評価する。

■ペレストロイカに翻弄された名門バレエ団

 ソ連時代、ボリショイは首都、モスクワのバレエ団として国家と密接な結びつきを持ち、海外では文化使節団としての役割も担ってきた。芸術監督の権力も絶大で、ロシアバレエに詳しい別の関係者は「ソ連時代は実力者が何十年間もトップに君臨して団内の統率をとってきた」と話す。しかし、「ペレストロイカ以降、団内でも自由化が進み監督が頻繁に代わっている。団の統率がなかなかとりにくい時代になっている」と指摘する。同時にペレストロイカ以降、ダンサーの海外流出も相次いだ。その中で海外でも活躍し、人脈も豊富なフィーリン氏の手腕が期待されていた矢先の事件だった。

 日本での招聘(しょうへい)元、ジャパン・アーツの関係者は「革新的と評されることの多いフィーリン氏ですが、演出では伝統にも敬意を払い、新時代にロシアバレエの伝統を生かす方法を模索してきた。復帰してまた世界に誇れるボリショイ・バレエを見せてほしい」と話す。

 事件後、フィーリン氏は地元紙のインタビューに「これまで通りボリショイ・バレエ団のマネジメントを続ける」と意欲を明らかにした。さらに「前のようなハンサムマンには戻れないかもしれないが、強くなって戻ることは保証する」と話し、もうただの美しい王子様ではなく、力強さを備えたトップになって復帰することを誓っている。
(安田奈緒美)

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(左)フィーリン氏のダンサーとして最後の来日公演となった平成20年のボリショイ・バレエ日本公演「明るい小川」の1シーン=(C)瀬戸秀美(右)何者かに強酸性の液体をかけられ顔面に重いやけどを負い、病院で療養するボリショイ・バレエ団のセルゲイ・フィーリン芸術監督=今月18日、ロシア・モスクワ(ロイター)

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フィーリン、襲撃される [バレエ]

かなりショッキングなニュースです。
ボリショイ・バレエ団の芸術監督セルゲイ・フィーリンが襲われたとのこと。しかも、強酸性の液体を顔にかけられ、やけどを負って入院したそうです。他のソースによると、失明の危険もあるようで・・・。
やけどの程度などはわかりませんが、軽症であることを祈ります。

ニュースによると、正体不明の人物からたびたび脅迫を受けていたそうですが、それがボリショイ関係者なのか、指摘されるように怨恨によるものなのか、まだわからないことが多いです。
早く犯人が特定され、逮捕されるといいですね。

ボリショイ・バレエ団って、いつもゴタゴタしている印象があります。
かつては独裁者もいたけど、知らないうちに解任された芸術監督も。
いずれにしても、脅迫や襲撃など物騒なことがこれ以上起こりませんように。

フィーリンといえば、2008年の「明るい小川」の公演を思い出します。
あのときはモスクワ音楽劇場の芸術監督に就任していました。その後、2011年からボリショイ劇場の芸術監督に就任。その後、ボリショイは2012年に来日公演を行っています(「スパルタクス」の記事)。
1日も早い回復と復帰を願っております。


---------------以下、47NEWSより
ボリショイ芸術監督が襲撃受ける 顔に酸性液、怨恨か

 【モスクワ共同】バレエの世界最高峰の一つ、ボリショイ・バレエ団のセルゲイ・フィーリン芸術監督が17日深夜、モスクワの自宅近くで何者かに強酸性とみられる液体を顔に掛けられ、やけどを負って入院した。インタファクス通信などが関係者や警察の話として伝えた。

 ボリショイ内部に詳しい筋は、フィーリン氏はダンサーの配役や昇進を強引に進めたため一部で不満が高まり、ボリショイを離れるダンサーが相次ぐ異例の事態になっていたと話し、事件は怨恨が引き起こした可能性があると指摘した。

 同関係者は、フィーリン氏はたびたび正体不明の人物から脅迫を受けていたと述べた。

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セルゲイ・フィーリン氏
2013/01/18 10:42 【共同通信】
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Iwaki Ballet Company「ジゼル」'12 12/22 [バレエ]

Iwaki Ballet Companyの旗揚げ公演「ジゼル」を観に行きました。
メルパルクホールに行くのは久しぶり。
このホールはバレエの発表会をやるホールというイメージがあります。
ロビーには子供や家族連れがいっぱい。
花束やプレゼントを預かる受け付けに長蛇の列というのも、そんな感じでしょうか。

東京バレエ団の中でも井脇幸江さんは好きなダンサーだったのですが、知らないうちに退団していたのもその後新たにバレエ団を立ち上げたのもビックリでした。
(ちゃんとHPなどでチェックしておかないといけないですね)
しかも、公演の存在自体チラシをちゃんと見なければ気づかなかったという。

井脇さんがジゼルを踊るんだから、良くないわけがないと思っていました。しかも、東京バレエ団にいれば踊る機会はなさそうだったし、観る機会ができて良かったです。

主要キャスト
ジゼル・・・井脇 幸江
アルブレヒト・・・清水 健太
ヒラリオン・・・正木 亮
ミルタ・・・柴田 有紀
ウィルフリード・・・浅田 良和
バチルド姫・・・宮下 今日子
ペザントのパ・ド・トロワ・・・中野裟弓・小泉朱音・井上良太
ドゥ・ウィリ・・・銀山優花・松村みのり

井脇さんのジゼルは思った通り、良かったです。
狂ってしまうところも髪の毛をほどく演出などはなく、演技のみで見せていました。
ウィリになってからも、ポーズの美しさが際立っていました。
東京バレエ団時代には、ジゼルの公演ではミルタかバチルド姫でしたよね。
ミルタは本当に素晴らしかった。世界一だと思います。

柴田有紀さんのミルタは少し感情がありそうな感じ。
ジゼルとアルブレヒトに「どうしてもお願い」と頼まれたら、見逃してしまいそうなイメージが・・・。あくまで私が感じただけだけど。役柄がキャストによって変わるのが面白いですよね。
友達は「歯並びを治すべき」と言っていました・・・。

ペザントの井上良太さんは期待通りでした。
東京バレエ団の「オネーギン」初演時のレンスキーがとても良かったのですよね。彼も今年バレエ団を退団しています。

清水健太さんのアルブレヒト、正木亮さんのヒラリオンも初めて観るので、とても新鮮な感じがしました。宮下今日子さんのバチルド姫はゴージャスで美しかったです。

ステージ上はよかったです。
ただ、客席が完全にバレエの発表会状態。
子供が観に来るのはいいと思うのですが、やはり未就学児は入れない方がいいと思うし、小学校に上がっていても子供同士で座らせるのはやめてほしかったですね。(隣の子と「あ、○○先生出て来た!」などとおしゃべりしている子も)
あと、チラシを配るときの袋も音がしないものに変えてほしいです。
子供はどうしても公演中にしゃべっちゃうし、袋をガサガサさせます。
ちなみに、大人もガサガサさせる場合があります。

生オケじゃなく録音テープだというのも、少し発表会風に聴こえてしまうのかも。
でも、そこはしょうがないと思います。チケット代の設定などもあるだろうし。

始まる前にパンフレット(1,000円)を買うときに、ロビーで「1,000円もするの?」という声が聞こえてきたけど、広告ゼロでこれを作ったら1,000円はしょうがないと思いますよ。
お客がパンフレットを買うというのもカンパニーを応援することにつながります。

そうそう、今回、子供の出演もありましたね。
演出の関係というよりはチケットを売るためなのだろうと思いますが、なくてもいいと思うのですよね。ステージのクオリティが高ければお客は入ると思います。
このまま発表会を続けるのか、プロとしての公演に向くのか。
気になるところではあります。
来年の3月にはガラ公演を行うようです。

井脇幸江バレエスタジオ ブログ

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東京バレエ団 ベジャールの「くるみ割り人形」'12 12/16 [バレエ]

モーリス・ベジャール没後5年記念シリーズ1
モーリス・ベジャール振付「くるみ割り人形」(全2幕)

久しぶりにベジャールのくるみを観るために、東京文化会館に行きました。
ベジャールが逝ってから、もう5年になるのですね。

ロビーのパネル。
mb.png
「変貌」とは「再生」のこと。
 私が死ぬと土になり、土は花となり、花は香り、
  香りは人の思想となる。    モーリス・ベジャール

-----------------
◆主な配役◆

―第1幕―

ビム:岡崎隼也
母:渡辺理恵
猫のフェリックス:梅澤紘貴
M...(マリウス・プティパ、メフィスト、M...):木村和夫
妹のクロード、プチ・ファウスト:古閑彩都貴
光の天使:柄本弾、森川茉央
妖精:西村真由美、矢島まい
マジック・キューピー:飯田宗孝

―第2幕―

スペイン 闘牛士:杉山優一、吉田蓮、中村祐司
中国 バトン:河合眞里
アラブ:沖香菜子-木村和夫
ソ連:佐伯知香-宮本祐宜
フェリックスと仲間たち:梅澤紘貴
パリ:高木綾-高岸直樹
グラン・パ・ド・ドゥ:上野水香-後藤晴雄

ビデオ編集協力:GPA
※音楽は特別録音テープを使用いたします。
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東京バレエ団も大分、メンバーが変わりましたよね。
今回は、大きなビムと若い母。
お母さんは7歳のときに亡くなっているから、若くてもいいかしれないけど、なんとなくしっくりこない感じでした。考えたら、歴代のビムは身体の小さい人が演じていました。

M...の木村さんはさすがの存在感です。柔らかい動きと美しいポーズ。
マジック・キューピーは飯田さんしかできる人がいないのでしょうかね。
今はダンサーではなく芸術監督ですからね。

若いダンサーの皆さんに、私の頭の中のくるみを上書きしてほしいところです。
最初に観た斎藤友佳理さんのグラン・パ・ド・ドゥもなかなか上書きされません。
小林十市さんのフェリックスなんかも観てしまっていますしね。

クリスマスの時期にはピッタリの楽しい作品だし、これを観るとベジャールの一部分が理解できたような気にもなれちゃうのですよね。ベジャールの声も聴けるし。
最初に観たときから「ボクはバレエとけっこんした」という台詞が頭に残っています。ベジャールのくるみといえば、それが出てきてしまうくらい。
バレエと結婚したベジャールはバレエとラブラブのまま5年前に亡くなったのですね。


ベジャールの没後5年 記念シリーズは今回の「くるみ割り人形」をシリーズ1として、シリーズ3まで上演が予定されています。日程は以下の通り。

〈モーリス・ベジャール没後5年 記念シリーズ 1〉
2012年12/15(土)、12/16(日)
東京バレエ団 ベジャールの「くるみ割り人形」

〈モーリス・ベジャール没後5年 記念シリーズ 2〉
2013年1/19(土)、1/20(日)
東京バレエ団 <ベジャール・ガラ2013>
「中国の不思議な役人」、「火の鳥」/「ギリシャの踊り」、「ドン・ジョヴァンニ」

〈モーリス・ベジャール没後5年 記念シリーズ 3〉
2013年3/1(金)~3/10(日)
モーリス・ベジャール・バレエ団 2013日本公演
Aプロ「ボレロ」「ディオニソス組曲」「シンコペ」 Bプロ「ライト」全幕

シリーズ 2には小林十市さんが出演するのですよね。楽しみです。

フィガロ・ジャポンの小林十市さんインタビュー記事
『ベジャールの思い出、そして、今、これからの自分』
 

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リチャード・クラガンが67歳で死去 [バレエ]

先日、東京文化会館のロビーに掲示されていたお知らせを見るまで知りませんでした。シュトゥットガルトバレエ団のリチャード・クラガンがリオデジャネイロ市内の病院で亡くなったそうなのですよね。67歳だったそうです。

この日は、東京文化会館のロビーには簡易な祭壇が置かれていました。
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リチャード・クラガンといえば、マリシア・ハイデとのパートナーシップが思い出されます。2人がメロディを踊る「ボレロ」も観ました。あの頃はベジャールが上演権を凍結する前だったのですよね。あれは、なんとも不思議な風景だったのでよく覚えています。
ダブルボレロは87年のツアー時だったようなので、もう25年も前のことです。ということは、あのときは42歳だったのですね!

母と一緒にバレエを観に行っていたあの頃。
クラガンもハイデも素晴らしいダンサーでした。
クラガンの死はバレエ界の一時代のピリオドと感じてしまいます。
ご冥福をお祈りします。


シュトゥットガルトバレエ団HPの追悼文
THE STUTTGART BALLET MOURN
THE PASSING RICHARD CRAGUN

The Stuttgart Ballet mourns Richard Cragun, who passed away on Monday, August 6, 2012, in Rio de Janeiro at the age of 67. "With Richard Cragun, we lose one of the most important members of the Stuttgart Ballet familiy, and the world of dance loses one of its grand masters", Artistic Director Reid Anderson says.

Anderson remembers Cragun as a friend - and as an artistic idol: "Cragun was part of the 'Stuttgart Ballet miracle', he inspired people all over the world with his performances and many important roles that mark our repertory up to today were created for him. Cragun has always been a role model to me, and helped me a lot when I was a young dancer: among many other things he taught me the high art of partnering. I am very happy that Richard was with us on our 50th Anniversary in Stuttgart in 2011, and that he had the chance to take part in that Festival.
We will miss him forever. The Stuttgart Ballet is mourning."


以下、MSN産経ニュースより
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世界的ダンサーのリチャード・クラガン氏死去 独シュツットガルト・バレエ団で活躍
2012.8.8 18:30

 ドイツを代表する名門バレエ団、シュツットガルト・バレエ団のプリンシパル(最高位)ダンサーとして活躍したリチャード・クラガン氏がブラジル・リオデジャネイロ市内の病院で死去した。67歳だった。肺感染症による発作を起こしていたという。

 クラガン氏は1944年、米・サクラメント生まれ。英国のロイヤル・バレエスクールなどで学んだ後、62年にシュツットガルト・バレエ団に入団、マリシア・ハイデ氏とのコンビで一時代を築いた。

 「じゃじゃ馬馴らし」のペトルーチオ役など同バレエ団を代表する名作の初演を多く務め、69年の米ニューヨーク公演では、卓抜した技術、ハイデ氏との絶妙なパートナーシップで観客を魅了。地元紙は「シュツットガルトの奇跡」と称賛した。

 同バレエ団のアンダーソン芸術監督は「クラガン(氏)はこのバレエ団の奇跡の一部であり、その演技は世界中の人々を鼓舞するものだった」と業績をたたえた。

 私生活でもパートナーだったハイデ氏も「世界最高のダンサーの一人だった」と死を惜しんだ。

 クラガン氏は96年に同バレエ団を退団。ドイツ・ベルリン・オペラのバレエ監督を務めた後、99年からブラジルに移住し、バレエ学校などを創設した。

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取れてよかった [バレエ]

世界バレエフェスティバルのガラ公演のチケット。
第23回バレエの祭典に入っているので、最優先のチケット申し込み受け付けがあったのですよね、当然。
その申し込みをすっかり忘れてしまって・・・。

本編のほうは席が確保されているけど、ガラは先行で抽選の申し込みがあるだけ。
祭典の会員、NBSのWEB会員の順に受け付けです。
WEBの抽選はハズレ、キャンセル分などを一斉発売するのが今日でした。
友達も協力してくれました、ありがとう!
久しぶりにドキドキするチケット取りだったけど、WEBはすぐにつながりチケットは無事に取る事ができました。

3年に一度の夏のお楽しみ「世界バレエフェスティバル」。
今年が第13回。出演者の顔ぶれもだいぶ変わりました。
ダンサーの世界も世代交代が進んでいるようですね。
でも、今年も楽しみです。

10年以上続けてきたバレエの祭典も次は申し込みませんでした。
これからは、久しぶりに祭典なしでチケットを取ることになります。

第13回 世界バレエフェスティバル

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