Symphonieorchester des Bayerischen Rundfunks '07 11/20 [クラシック音楽]
サントリーホールに行って来ました。
もう南北線の六本木一丁目駅から徒歩というのが定番になったなー。
バイエルン放送交響楽団&マリス・ヤンソンスの名前を見たときに、行かなきゃ!と思ってチケットを取りました。一昨年の演奏がとてもよかったんですよね。
ヴァイオリンはサラ・チャン。韓国系米国人で、五嶋みどりみたいに神童から売れっ子アーティストになったサラ・チャンの名前はたびたび目にしてましたが、実際に演奏を聴くのは初めてでした。自信に満ちあふれていて情熱的でしたね〜。“炎のヴァイオリニスト” と書かれていたけど、ホントにそんな感じ。P席だから後ろから見ているわけなのに、ヴァイオリンを弾いている面が見えるくらいのけぞる姿勢とか、太っているわけではないけど肉感的な背中とか、かなり印象の強い人でした。でも演奏は良かったです。違う曲も聴いてみたい。
マーラー:交響曲 第5番 嬰ハ短調
最初のトランペットは演奏者にすべておまかせ。ヤンソンスはまったく指揮棒を振ってませんでした。他の楽器が入ってくるあたりからはヤンソンスのステージの始まりです。P席だとバランスは悪いけどステージが近くて視覚的にも楽しめます。今回は、客席から演奏できるんじゃないかと思えるくらいパーカッションの楽譜がよく見えました。もちろん、演奏者はさわれそうなくらい近い。でも、シンバルが近いとかなりうるさいです。管楽器に関してはちょっとしたミスなんかは全部聴こえてしまいますね。
ヤンソンスはP席が楽しいです。ヤンソンスって唸るんだった…と思い出しました。“喉鳴り” という単語が浮かんでしまう感じですが、ヤンソンスは馬ではありませんからね(笑)。
伝わる演奏に満足しました。
長いプログラムだし、完全燃焼ということでアンコールはなしです。
前日はツァラトゥストラとブラ1。そっちもきっと良かったんだろうな〜。
そういや、リニューアル後のサントリーホールは初めてでした。マイナーチェンジだから何かがハッキリ変化したということではないですね。
- アーティスト: サラ・チャン,メンデルスゾーン,シベリウス,ヤンソンス(マリス),ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
- 出版社/メーカー: EMI MUSIC JAPAN(TO)(M)
- 発売日: 2008/09/26
- メディア: CD
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