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パンデミック [雑記]

豚インフルエンザ(swine influenza)

当初の“豚インフルエンザ”から“新型インフルエンザ”という呼び方に変化しつつあります。「世界的に北米からの豚肉の輸入を禁止する措置が起きている」ことに配慮しろということのようですが…。
でも、A/H1N1型は前からある型なので、新型というのもどうかなと思います。鳥インフルエンザ(avian influenza)H5N1の方は新型と言える思うけど、最初の流行から時が経っているのでもはや“新型”とは呼べませんね。
今回のインフルエンザはいつまで“新型”と呼ぶのでしょうか…。

この新型インフルエンザ(豚インフル)について、世界保健機関(WHO)が警戒水準をフェーズ6(=パンデミック)に引き上げるかもというニュースを読みました。
私の頭の中では、アウトブレイク(outbreak、発生)→エピデミック(epidemic、流行)→パンデミック(pandemic、世界的大流行)…というイメージ。パンデミックというのは重大な事態になるということですよねぇ。

以下、本日付の新型インフルエンザ関連のニュースを載せておきます。


2009年4月30日 16時58分 ( 2009年4月30日 20時00分更新 )
新型インフル警戒水準「6」も スイスでも確認、12カ国に

 【ジュネーブ30日共同】世界保健機関(WHO)は新型インフルエンザ感染拡大の警戒水準(フェーズ)を「4」から「5」に引き上げたが、30日にはスイスとオランダでも感染が確認され、感染確認は少なくとも13カ国に増加。世界的大流行(パンデミック)の正式認定を意味する「6」への引き上げも現実味を帯びてきた。WHOは、有効なワクチン開発に欠かせない、ウイルスの遺伝子構造の全容解明などに全力を挙げる。
exciteニュース


毎日新聞 2009年4月30日 22時29分(最終更新 4月30日 22時34分)
新型インフル:「豚」呼称やめましょう EUが提案

 【ブリュッセル福島良典】欧州連合(EU)の行政府・欧州委員会の報道官は29日、世界的に感染が拡大している新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)について、「豚インフルエンザ」の呼称をやめ「新型インフルエンザ」と呼ぶよう提案した。経済不況下、「豚インフル」の呼称がEU域内の養豚・食肉産業に及ぼす風評被害を最小限に食い止めるためと説明している。オバマ米大統領も29日の会見では「H1N1インフルエンザウイルス」と正式名称で呼んでおり、一定の配慮をしているようだ。

 欧州委が提案した理由は「ヒトからヒトへの感染であり、動物の病気であるとの誤解を避けるため」(報道官)で、現在の呼称では「産業への損害が甚大」と指摘している。

 今回のインフルエンザの感染拡大を受け、中国やロシアなどはメキシコ・米国産の豚肉の輸入を禁止する措置を取った。EUは「豚肉は加熱すれば食べて大丈夫。禁輸の必要はない」(欧州委員会)との立場だ。

 だがEU内部でも議長国チェコを含めた国が「呼称変更は混乱を招く」などとして「豚インフルエンザ」を使い続けており、EU内にも足並みの乱れが見られる。世界保健機関(WHO)は29日現在、「豚インフルエンザ」と呼んでいる。

 東京都食肉生活衛生同業組合・同食肉事業協同組合は28日、「『豚インフルエンザ』の呼称は不適切」と呼びかけた。
毎日jp


毎日新聞 2009年4月30日 22時12分(最終更新 4月30日 23時13分)
新型インフル:ほとんど軽症…投薬せずに回復 感染研推定

新型インフルエンザの警戒レベルがフェーズ4から5に引き上がったことを受け、会見する岡部信彦・国立感染症情報センター長=東京都新宿区で2009年4月30日午後2時20分、梅田麻衣子撮影
 国立感染症研究所は30日、今回の新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)の世界的大流行(パンデミック)による感染者数の状況を推定した。感染者数が今後増加しても、多くが軽症ですみ重症例は少ない可能性が高いとしている。

 同研究所の岡部信彦・感染症情報センター長らは4月29日深夜、米疾病対策センター(CDC)やメキシコ、カナダ、イギリスなどによる世界保健機関(WHO)の電話会議に参加。米国ではほとんどの感染者が軽症で、毎年流行するインフルエンザと同じ気道症状にとどまり、タミフルなどの治療薬を投与しなくても回復しているという。また、メキシコの重症患者は、10代から特に50代が中心で、他の病気で服用している薬による免疫低下や体力が弱まっていることなどが原因とみられるという。

 一方、ウイルスの性質について、米国の疫学調査から弱毒性と判断した。これらから、今後、軽症者が増加しても死者や重症者は一定数にとどまると推測。日本では感染者が確認されておらず、メキシコと米国での重症者と軽症者の現状と、今後の状況を推測するグラフも公表した。

 岡部センター長は「牙をむいたような致死性の高いウイルスが国内に飛び込んでくるのとは違う。だが、過去の新型は罹患(りかん)率20~40%で、季節性を超える規模のインフルエンザがやって来るかもしれない」と対策を求めた。【関東晋慈】
毎日jp


2009年4月30日 22時22分 ( 2009年4月30日 23時46分更新 )
<新型インフル>成田乗客「A型」陽性 新型疑い例か検査

 新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)の警戒レベルが「フェーズ5」に引き上げられた30日、各地の空港などでは検疫態勢が一層強化された。このうち成田空港では、到着した米国機の機内検疫で、日本人女性の乗客1人が新型インフルエンザと同じA型のインフルエンザに感染していることが判明。水際作戦の強化を進めてきた関係者らは夜まで対応に追われた。

 成田国際空港会社によると、女性を乗せた米ロサンゼルス発のノースウエスト機(乗客199人、乗員13人)は、予定より約1時間早い午後3時45分ごろ到着。厚生労働省成田空港検疫所が機内検疫を実施した。この際、女性が高熱を訴えたため、検疫官が鼻やのどから粘膜を採取。約15分で判定できる診断キットで検査した結果、A型インフルエンザと判明した。遺伝子検査でさらに調べている。

 女性は午後8時10分ごろ、検疫官に支えられながら階段をゆっくりと下り、検疫所の救急車に乗り込んだ。救急車はサイレンを鳴らさずに空港を出発。約20分後、約10キロ西にある成田赤十字病院に到着した。

 同病院によると、検疫所から受け入れの要請があったのは午後7時35分ごろで「A型のインフルエンザの陽性患者が出た」との内容だった。女性は自力で歩いて病院内に入り、直ちに感染症病床に入院したという。現在は感染症の専門医1人と看護師1人が24時間体制で健康状態を観察している。同病院によると、接触の機会を減らすため、限られた要員でローテーションを回すという。

 一方、関係者によると、女性から半径約2メートルの範囲にいた約10人は、遺伝子検査の結果が出るまで空港近くの宿泊施設に待機。女性が新型インフルエンザの疑い例だった場合は、施設に10日間ほどとどまり、健康状態を観察する見通し。施設の従業員によると、午後10時前に施設に入った際は相当疲れた様子だったという。施設は30部屋を用意し、今後も検疫所から要請があれば応じる方針。

 女性が救急車で運ばれた後、同機からは残されていた乗客が降りた。米国に出張していた東京都文京区の男性会社員(29)は「機内検疫が始まって4時間くらいは、詳しい事情が分からなかった。最終的に『熱のある患者がいたが、病院に搬送したので降りていい』とアナウンスがあった」と話した。降機する際、検疫官から「感染している可能性があるので、厚生労働省から指示があった場合には従ってください」と言われたという。
exciteニュース

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