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東京バレエ団 <ニジンスキー・ガラ> '12 1/12 [バレエ]

今年最初のバレエ鑑賞はコレです。
東京バレエ団による、マラーホフ出演の <ニジンスキー・ガラ>。

上野の東京文化会館に行きました。
平日19時スタートは会社帰りにはありがたいけど、上演時間は2時間半とけっこう長いのです。

今回は、ペトルーシュカは全日マラーホフだけど、牧神の午後の牧神とレ・シルフィードの詩人は日替わり。今日は牧神がマラーホフの日です。

<ニジンスキー・ガラ>

指揮:ワレリー・オブジャニコフ
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
   ピアノ:尾崎有飛(「ペトルーシュカ」)

「薔薇の精」
薔薇:ディヌ・タマズラカル
少女:吉川留衣

タマズラカルは初めて見ましたが、踊りのラインも美しく、ジャンプの後の着地もドスンといわない柔らかい身のこなしです。この先楽しみですね。吉川留衣さんは可憐で少女役にピッタリ。ソロを踊ることが多くなってきましたよね。
個人的には「薔薇の精」を観ると、このピアノ曲「舞踏への勧誘」が好きで昔弾いていたのを思い出します。

「牧神の午後」
牧神:ウラジーミル・マラーホフ
ニンフ:上野水香

ニジンスキーは、この作品で多用される横向きの動きについて、ギリシャの陶器の図柄から思いついたということですが、どうしてもエジプトの壁画に思えてしまいます。
この衣装、予想通りだけど似合う、マラーホフ。
井脇幸江さんのニンフが好きだけど、マラーホフが牧神のときは上野水香さんなのでしょうがないですね。でも、これは悪くなかったです。

「レ・シルフィード」
プレリュード:吉岡美佳
詩人:木村和夫
ワルツ:高木綾
マズルカ:田中結子
コリフェ:乾友子-渡辺理恵

木村さんの詩人はノーブルで良いですね〜。
他のソリストの皆さんもよかったし、群舞もよかったです。
この作品は、特にストーリーがないので、ひたすらシルフィードたちの踊りを堪能するという感じですよね。バレエによる組曲といえます。
これを観ると、ショパンの曲が頭から離れなくなるんですよね。
明日は詩人をマラーホフが踊ります。ステキでしょうね〜。

「ペトルーシュカ」
ペトルーシュカ:ウラジーミル・マラーホフ
バレリーナ:小出領子
ムーア人:後藤晴雄
シャルラタン:柄本弾

マラーホフのペトルーシュカは、悲哀がよく出ていたと思います。ペトルーシュカはいつも頭を傾けていますが、それが絶妙。最後に亡霊となって現れる場面も印象的でした。
バレリーナの小出さんはもちろん、ムーア人の後藤さんも良かったです。顔は黒塗りですが、こういう役は合いますよね。
昨年、NHK音楽祭でのパリ管弦楽団の演奏会のメインが「ペトルーシカ」でした。そのときにプレトークで解説を聞いたので、音楽と動きの対応がよりわかりやすかったかも。
最初と最後の謝肉祭の場面の華やかさは、ベジャール版では味わえないものですよね。

生オケだったので、演奏さえよければさらに良く、演奏がイマイチだとそれが気になってしまうという・・・。

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