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読売日本交響楽団(都民芸術フェスティバル) '12 2/6 [クラシック音楽]

都民芸術フェスティバル、今年のオーケストラシリーズで唯一、東京オペラシティ コンサートホールでの公演です。
バルコニー席は狭くて足が窮屈なのですよね。
でも、安い席だからしょうがないのです。響きはいいホールだし。

読売日本交響楽団
指揮:沼尻竜典

ストラヴィンスキー 3大バレエ音楽

「火の鳥」
ストラヴィンスキーのバレエ音楽はこの作品から始まるのですよね。
デイアギレフの依頼によって作曲され、ミハイル・フォーキンが振り付けたバレエ・リュスの代表作。でも、毎度のことながら、曲を聴きながらベジャールの火の鳥が浮かんできてしまいます。フォーキンの方は観たことがないので・・・。
曲を聴きながら思い浮かぶのはベジャール版の火の鳥、フェニックス、パルチザンたち。そのパルチザンという言葉から「さよなら銀河鉄道999」まで頭に浮かべながら聴いていました。ちょっと飛び過ぎですね。

「ペトルーシュカ」
珍しく、これはベジャールではなくフォーキン版が浮かびました。
最近観たばかりだからなんですけどね、マラーホフで。
昨年の11月にパリ管の演奏会の前のトークで説明を聞いたから余計にかも。基本的にはドラムドールで場面転換になるけど、ならないところもあるとか。

「春の祭典」
これはやっぱり頭の中にベジャールの動きが出て来てしまう・・・。
ストラヴィンスキーがそのために作曲したバレエ・リュスの方(ニジンスキー版)は観たことがないのです。
最初のファゴットのメロディから、これでもか!というほどの変拍子、エネルギーがほとばしるような盛り上がりといい、この曲は全編通して魅力的です。

さすがにアンコールはありませんでした。
プログラムを見てなさそうだとは思っていたけど。今回はなくていいです。

読響はうまくなりましたよね。
プロオケに向かって言う言葉じゃないけど、昔は金管がひどかったから。
その頃ならお金出してこのプログラムは聴きたいと思えなかったです。
今日の演奏は、タケミツメモリアルの天井が三角の空間をうまく使い、響きも良かったです。ホール自体をしっかり響かせていました。

沼尻さんの棒も良かったです。
舞台上で勝手に盛り上がるのではなく、皆を巻き込む(引き込む)熱演でした。自然に音楽が身体の中に流れ込んできました。

今回の演奏会のプログラムは、作曲された順に並べてあります。
この順番に聴くことにも意義がありますよね。
バレエ音楽だと、どうしても頭のなかで動きを思い浮かべながら聴いてしまうのですよね。いいのかわるいのか・・・。

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