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アリーナ・コジョカル ドリーム・プロジェクト Aプロ '12 2/17 [バレエ]

平日の18時半までに五反田のゆうぽうとホールに行くのは大変。
でも、楽しみにしていましたよ〜。

<アリーナ・コジョカル ドリーム・プロジェクト>

まずはAプロですね。ガラ公演は久しぶり!
プログラムを見て思ったのが「みんな出過ぎ」。
普通、ガラ公演で連続出演というのはないですよね。
人数が7人というだけでなく、パ・ド・ドゥが少ないからというのもありますね。

◆第1部◆

「ラリナ・ワルツ」
振付:リアム・スカーレット
音楽:ピョートル・I. チャイコフスキー
アリーナ・コジョカル、ローレン・カスバートソン、ロベルタ・マルケス
ヨハン・コボー、スティーヴン・マックレー、ワディム・ムンタギロフ、セルゲイ・ポルーニン

最初の演目で今回の出演者7人が全員登場。
これは出演ダンサーの紹介を兼ねるような位置づけなのかもしれません。
この曲はオペラ「エフゲニー・オネーギン」の中のワルツですね。
最後のポーズとカーテンコールのときには5人しかいませんよ。次の演目に出演するマルケスとコボーが衣装替えのために引っ込んでいたのですね。

「ゼンツァーノの花祭り」
振付:オーギュスト・ブルノンヴィル
音楽:エドヴァルド・ヘルステッド、ホルガー・シモン・パウリ
ロベルタ・マルケス、ヨハン・コボー

マルケスとコボーは続けての出演です。着替えも早い!
これはデンマーク・ロイヤルバレエ団で全幕観ましたね。懐かしい。
マルケスの力強いダンスにコボーの足技炸裂という感じ(笑)
小規模なグラン・パ・ド・ドゥみたいですね。アダージオが終わっても、お互いのバリアシオンの間も常に2人ともステージ上にいます。

「眠れる森の美女」より ローズ・アダージオ
振付:マリウス・プティパ
音楽:ピョートル・I. チャイコフスキー
アリーナ・コジョカル
ヨハン・コボー、スティーヴン・マックレー、ワディム・ムンタギロフ、セルゲイ・ポルーニン

幕が上がると舞台中央にスポットライト。花婿候補4人に当たっています。
そこに、オーロラ姫=コジョカルが登場。ローズカラーの衣装です。
コジョカルの眠りは全幕で観ていますが、今回はローズアダージオだけなので、いつもよりさらに余裕があるかも、音楽が録音という以外は。でもテンポもコジョカル仕様なのかな。もうね、コジョカルは全く揺るぎない。友達は「参りました」と言っていました(笑)
4人がオーロラ姫にバラの花を差し出すシーンは2回あるけど、それは回収して使い回していました。
今回もカーテンコールは1人少ない。ムンタギロフが衣装替えですね。

「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」
振付:ジョージ・バランシン
音楽:ピョートル・I. チャイコフスキー
ローレン・カスバートソン、ワディム・ムンタギロフ

ガラ公演ではよく観る演目ですね。
この音楽を聴くだけで、楽しい気持ちになってきます。
細身でコジョカルやマルケスに比べると筋肉の上にうっすら脂肪が乗り、女性らしい体型のカスバートソンと、身を活かしたダイナミックな動きが魅力的なムンタギロフ。たまに2人のタイミングが合わないこともあったけど、勢いがありました。

「レ・リュタン」
振付:ヨハン・コボー
音楽:ヘンリク・ヴィェニャフスキー、アントニオ・バッジーニ
アリーナ・コジョカル、スティーヴン・マックレー、セルゲイ・ポルーニン
チャーリー・シエム(ヴァイオリン)、髙橋望(ピアノ)

初めて観たけど、かなり楽しい演目ですね!
で、配役表を見るとコボーの振り付けによる作品じゃないですか。
最初はマックレーがヴァイオリニストに向かって踊り、ポルーニンが加わって最後にコジョカルも一緒に。ダンスに体操をプラスしたようなアクロバティックな動きもあります。ソロ、2人、3人それぞれのダンスがまた良い。この3人が初演メンバーだそうです。
作品も良いし、出演者も良い。特にマックレーは見直しました。彼はコンテンポラリーが良いのですね。他の作品も観てみたいです。

ヴァイオリンのシエムは曲名の紹介以外にも「ヨカッタ」とか片言の日本語も披露。プログラムによると、この人は昨年、ダンヒルのイメージモデルを務めていたそうです。

◆第2部◆

「エチュード」
振付:ハラルド・ランダー
音楽:カール・チェルニー、クヌドーゲ・リーサゲル
エトワール:アリーナ・コジョカル、ヨハン・コボー、スティーヴン・マックレー、セルゲイ・ポルーニン
白の舞踊手(ソリスト):高村順子、佐伯知香
東京バレエ団

今まで観た「エチュード」の中で一番楽しかった!!
いつも長く感じるのに今回は感じなかった。今回は最初から“この作品は長い”と思いながら観始めたこと、そしてコジョカル、マックレー、ポルーニンが素晴らしかったから、というのが理由だと思われます。(コボーの出番は少ないのですよね)
マックレーの高速回転はスゴイ。フィギュアスケートの高速スピンのバレエ版のような感じ。コジョカルも負けていないけど。あの笑顔でスゴイことをサラッとやってのけるコジョカルです。
東京バレエ団のみなさんも良かったですよ。
このチェルニーの曲がまさに「エチュード」。ピアノを習っていた人ならわかりますよね。チェルニーのエチュード!

ムンタギロフはイングリッシュ・ナショナル・バレエのプリンシパル、他の出演者は英国ロイヤル・バレエ団のプリンシパル。これだけプリンシパルを揃えたら、スゴイのも納得です。
Bプロも楽しみですね〜。

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