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ウィーン国立バレエ団「こうもり」 '12 4/28 [バレエ]

晴れて暖かい日。またまた上野の東京文化会館に行きます。
ウィーン国立バレエ団の2演目目は「こうもり」。
ヨハン・シュトラウス2世の有名なオペレッタですが、観たことはありません。
でも、このバレエは全然違うストーリーのようです。

ウィーン国立バレエ団 2012年日本公演

今日はルグリが出演しない日なので、上の方の階には空席もちらほら。
私は日曜〜月曜は福島に行くことが決まっていたので、この日しか選べなかったのですよね。友達はルグリの日なので、別々です。

コミカルな演出と振り付け。
そして、洗練されているところがプティならではですね。
おとぎ話のようなストーリー。
倦怠期の夫婦が愛情を取り戻すまでのお話と言えるのでしょうか。
子供が5人いて一見し合わせそうなベラとヨハンの夫婦。
ヨハンには羽が生えてコウモリのように飛んで行ってしまうのです(!)

ヨハンは、クラブで見かけた美しい女性を自分の妻だとは気づかずに魅かれていくのですが、その場面は「白鳥の湖」の黒鳥を思い出しちゃいました。ヨナンがジークフリート、ベラがオディール、ウルリックはロットバルトです。

2幕では、不思議の国のアリスのような背景。
トランプの兵隊が出てきてもおかしくない感じ。

いやー、ベラ役のオルガ・エシナが美しい。
ウィンナー・ガラのときも思ったけど。ホントに。
コチラでプロモーションムービーが見られます)
ベラはロングドレスあり、脚線美を強調したものもあり、総タイツもあり、衣装も楽しめるのですよね。

主役はベラとヨハンなんだろうけど、美味しいところはウルリックです。
エノ・ペシが良い! 彼は口の位置が鼻に近い上の方で、あごが強調されたような顔なのですが、口ひげや付けっ鼻が妙に似合う。動きも軽やか。
正統派のクルラーエフより目が行ってしまいますね。
ウルリックは明日のマチネと明後日はルグリが演じるのですよね〜。
ちなみに、料金は2,000円違います。

ギャルソンの軽快なダンスあり、フレンチカンカン風もあり。
最後は舞踏会で終わります。
ルグリが“ウィーンらしい演目”ということで来日公演に用意してくれました。
上演時間も手頃だしダンス華やかで雰囲気を味わえます。



「こうもり」
振付・演出:ローラン・プティ
音楽:ヨハン・シュトラウスⅡ世(ダグラス・ギャムリー編曲)
舞台美術:ジャン=ミッシェル・ウィルモット
衣裳:ルイザ・スピナテッリ
装置制作・照明:ジャン=ミッシェル・デジレ
振付指導:ルイジ・ボニーノ、ジャン・フィリップ・アルノー

◆キャスト◆

ベラ:オルガ・エシナ
ヨハン:キリル・クルラーエフ
ウルリック:エノ・ペシ
メイド:マルタ・ドラスティコワ
グランカフェのギャルソン:マーチン・デンプス、リヒャルト・ザボ、ドゥミトル・タラン
チャルダッシュ:アレクサンドル・トカチェンコ
看守:ガーボア・オーベルエッガー

他、ウィーン国立バレエ団

指揮:ペーター・エルンスト・ラッセン
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

協力: 東京バレエ学校

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