アクロバティック白鳥の湖 '07 8/11

すごかった。

去年は行かなかったけど、友達と「スゴイらしいから次に来日したら行こう」ということになっていて、今年もまた来てくれたので今度は観に行きました。広東雑技団の「アクロバティック白鳥の湖」。

＜昨年（2006年）の特集ページ＞
全幕を毎日、1日2回公演の日もあるのにキャストが常に同じで大変だなと思いましたが、主役の２人〔ウ･ジェンダン（白鳥）とウェイ・バォホァ（王子）〕が苦労して作り上げたものなので、他の人にはできないということなんですね。もちろん他のキャストもそうです。

サーカスと大道芸と手品と体操とバレエをいっぺんに見られるみたいな感じかな。空中ブランコもトランポリンもジャグリングの技も、全部が見所って感じ。ちなみに、“四羽の白鳥” は “四匹のカエル” です。ずーっと逆立ちで踊ります。

クラシックバレエの「白鳥の湖」だと思うとちょっと違うんだけど、バレエじゃないかと言えばやっぱりバレエでもある。特筆すべきはウ･ジェンダンの柔軟性と磨き上げられた技。とんでもないことをやっているのに、常に非常に美しい。バレエ・ファンで未見の人も“邪道”だと思わずに観てみるのがよいと思いますよ。サーカスかと思えば、パ・ド・ドゥではいきなりプティパになったりします。主役の２人は普通にクラシック・バレエを踊ってもきっとイケます。マラーホフとルジマトフがお好きだそうです。しかも、ウ･ジェンダンはウラノワ賞をもらっているんですよね！
去年の２人のインタビュー

どこでも言われているし、雑誌やポスターなどで目にする機会も多かったと思うけど、肩の上で、そして頭の上でのアラベスク。会場は沸いていたけど、あまりのことに声も出ない人もいますよね。

難点を挙げるとすれば、音楽のつなぎが粗くて音響が悪いことくらいでしょうか。
来年もくるかな。

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