南大門が

ソウルの南大門（ナムデムン）＝崇礼門（スンネムン）が全焼してから、もうすぐ１週間が経とうとしてます。
大阪のホテルでテレビで見たけど、かなりショッキングなニュースでした。

その後すぐに放火だと判明。犯人もわかり、いろいろなことが明らかになってきましたが、韓国の国宝第１号ーソウル最古の木造建築物はもう元通りにはならないんですからね…。

自供した韓国人の男は昨年7月と12月の２回にわたり現場を下見、2月10日の夜にはしごを使って南大門の楼閣に登りシンナーをまいてライターで放火。全焼してしまいました。

警察は文化財保護法違反の疑いで男の逮捕状を請求。南大門の管理や消火作業で行政機関や警備会社の過失がなかったかについても捜査に着手したそうです。そして、12日には文化財庁長が大統領に辞表を提出。

13日には警察が出火した当時の監視カメラの映像を公開。映像には、犯人の男とみられる人物が楼閣に登り、しばらくして煙が上がる様子が写っていたそうです。

しばらく韓国に行ってないから知らなかったけど、南大門は2005年に市民の憩いの広場としてリニューアルしているんですね。
　　広場の様子はコチラ
しかも、2006年の春からは門の下を通り抜けできるようになっていたとか。楼閣は立ち入り禁止とだったそうですが、それで放火しやすく（というのもヘンだけど）になっていたのですね。午後８時以降は無人警備システムがあるだけで、無断立ち入りのチェック体制は取られていなかったそうですし。

私が見たときの記憶では、南大門の周りはぐるっと車道にになっていて、歩行者は近寄れない状態だったので、最初にこのニュースを聞いたときには「え？」と思ったけど、そういうことだったんだと納得。
それにしても残念なことです・・・。

昔撮った在りし日の南大門の写真を載せたくて探しましたが、適当なものがなかったので、こちらの写真をご覧下さい。
時事通信 南大門焼失写真特集

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●東亜日報
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