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東京都交響楽団(都民芸術フェスティバル)'08 2/19 [クラシック音楽]

今年3回目の都民芸術フェスティバル。池袋の東京芸術劇場です。

今日は開演に間に合いましたよ。ホッ。
間に合ってよかった。またまた序曲がないプログラム。

東京都交響楽団 指揮:梅田俊明 ピアノ:菊池洋子

ベートーヴェンピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調「皇帝」
今度はピアノ協奏曲です。
最近(ってここ数年のことですが)この曲を聴く機会が多い気がするな〜。でもベートーヴェンは好きです!!ロングストレートヘアーの菊池洋子さん。最初はそつない演奏なのかなと思ったけど、そうでもなかったです。でも、髪を振り乱すようなことはなく、あくまで優雅な姿勢はくずさない演奏でした。ピアノの音って気持ちよくてちょっと眠気が…。あれ?このセリフ前にどこかで言ったような。déjà vu?(笑)
菊池さんは最後にお辞儀をするとき胸に手を当てていましたが、感謝の気持ちを表しつつ胸が見えないように気をつけているように見えちゃいました。3階からですけど。

ベルリオーズ幻想交響曲
この曲は今までに何回聴いたかな。いつの頃からか“私の一番好きな曲”ということにしたんです。クラシックの場合は、演奏者によって曲の感じも大分変わってしうし、誰が好き?とかどの曲が好き?とか聞かれてもなかなか難しいものがあります。
まず、27歳でこんな曲を作ってしまうベルリオーズがスゴイ。そして、ベートーヴェンより少し後くらいという時代がスゴイ。その頃としてはきっとかなり前衛的な曲だったんでしょうね〜。幻想交響曲といえば『イデー・フィックス(固定観念)』。ここでは恋する女性を表すメロディーですが、美しく、ときには優雅に、ときには寂し気に、最後はグロテスクにかたちを変えながら5楽章とおして登場します。これも新日フィルの記事でも取り上げた循環形式の一種ですよね。

今回は、5楽章で使われる鐘がステージの上の階のパイプオルガンの左側に。この鐘の扱いはオケによってまちまちですが、このパターンは初めて見ました。鐘はベルが上向きに固定されたかたち。
おおむねお客は満足で、ブラボーの嵐。私はそこまでブラボーじゃなくても…とは思ったけど、良い演奏でした。

So-net blogの中にMIDIの打ち込みを研究している人がいて幻想の第4楽章「断頭台への行進」も取り上げているので、聴いてみて下さい〜! 
 にょしにいさんの「クラシック音楽打ち込み研究」
第4楽章 ← この完成品だけでなく細かい分析がスゴイので、それも合わせてゼヒ。ここらへんとか。首が転がる音…?

<アンコール>
ドビュッシー小組曲より 第2組曲「行進」
こちらでピアノ版MIDI聴けます)

今年の都民芸術フェスティバルは次で終わり。
でも、次はオールナイト明けの日曜日マチネだから寝ないで聴けるか心配・・・。

モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番

モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番

  • アーティスト: 菊池洋子,モーツァルト,井上道義,オーケストラ・アンサンブル金沢
  • 出版社/メーカー: エイベックス・クラシックス
  • 発売日: 2006/11/15
  • メディア: CD


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アヨアン・イゴカー

アヨアン・イゴカーと申します。初めまして。
プロフィールの馬の絵がとても可愛いです。

にょしにいさんの分析的なDTMを紹介されているのは、
にょしにいさんの仕事を楽しみにしている私としては、嬉しく思いました。
by アヨアン・イゴカー (2008-02-23 09:36) 

はーく

>アヨアン・イゴカーさん
こんにちは。nice!&コメありがとうございます!
馬の絵は頂き物なんですが可愛くて気に入ってます。

にょしにいさんのブログに初めてお邪魔したときには感動しました。ものすごく細かい仕事をされていますよね。これから先も楽しみです!
by はーく (2008-02-23 12:35) 

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