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東京バレエ団 <ベジャール追悼公演 I> '08 5/10 [バレエ]

モーリス・ベジャール追悼特別公演 I
東京バレエ団

昨年11月22日に亡くなったモーリス・ベジャール氏を偲ぶ東京バレエ団による追悼公演です。この公演が決まったときに記事(コチラ)で取り上げましたが、今回は第一弾だそうで、これから来年まで続くようです。

ベジャールのパネル

「ギリシャの踊り」
パ・ド・ドゥ(二人に若者):長瀬直義-横内国弘
パ・ド・ドゥ:小出領子-松下裕次
ハサピコ:上野水香-高岸直樹
テーマとヴァリエーション
 ソロ:後藤晴雄
 パ・ド・セット:佐伯知香、高村順子、西村真由美、乾友子、田中結子、森志織、吉川留衣

これは東京バレエ団の初演のときの中島周さんのソロの印象が今でも鮮烈に脳裏に焼き付いています。後藤晴雄さんは背が高い分ダイナミックに見えます。上野水香さんだけ登場しただけで少しだけど拍手が起こります。人気者ですね。
これは音楽もいいし、見ていて楽しいバレエですよね。

「火の鳥」
火の鳥:木村和夫
フェニックス:高岸直樹
パルチザン:小出領子、高村順子、西村真由美、高橋竜太、平野玲、松下裕次、井上良太、宮本佑宜

火の鳥が木村和夫、フェニックスが高岸直樹・・・前もこの組み合わせで観たような・・・。今回は、改めてパルチザンのリーダーは割と早く火の鳥になってしまうんだな〜と思いました。木村さんの火の鳥はしなやかですよね。
ベジャールの描く火の鳥の世界は、パルチザンの闘争なんですよね。昔読んだバレエ漫画の中に出て来た「火の鳥」はフォーキン版なのかな。そっちは一度も観たことありません。

「春の祭典」
生贄:中島周
2人のリーダー:平野玲-横内国弘
2人の若い男:氷室友-小笠原亮
生贄:吉岡美佳
4人の若い娘:小出領子、高村順子、西村真由美、佐伯知香

やっぱりいいな〜、春祭。
男性の方は生贄が選ばれるまでと選ばれてからしばらくが描かれるけど、女性の方は既に選ばれているんですよね。男性は闘いで決めた感じだけど、女性はどうやって決めたのかな、とか考えてしまいました。
初めて観た頃にはシンプルなタイツ姿が “限りなく裸に近い格好=古代人” と思っていたけど、だんだん原題にも通じる人間そのもののアイコンに思えてきました。
『肉体の深淵における男と女の統合、天と地の融合、春のように永遠に続く生と死の讃歌』・・・ベジャールの言葉です(プログラムより)。

ひとくちにベジャールの作品と言っても、かなりの数がありますよね。でも、これらの繰り返し上演される作品たちは中でも抜けていると思います。春祭なんて私が生まれるよりも前に作られたものなのに、色あせるどころか、これからもさらに輝きを増していくんじゃないかとも思われます。ただし、受け継いで行く人たちは責任重大かも。次の世代へキッチリ渡してほしいところです。

2日目も楽しみです!

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