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Chicago Symphony Orchestra '09 2/1 [クラシック音楽]

ベルナルト・ハイティンク指揮 シカゴ交響楽団の演奏会を聴きにサントリーホールに行ってきました。

マーラー交響曲第6番 イ短調「悲劇的」

最初から最後まで緊張感が持続する素晴らしい演奏でした。1曲プログラムで休憩なしなので、ハイティンクがある程度お客にも緊張を強いる部分も感じられました。

この季節はどうしても咳が出ちゃう人も何人かはいると思うけど、p(ピアノ)の部分で咳は聞こえませんでした。以外と風邪ひいてる人が少なかったのかなと思いきや、帰りの人の流れを見たところマスクしている人は多かったです。お客も、楽章の合間以外はトウッティで f(フォルテ)の部分でするように気をつけていたようです。
一流の演奏と聴き手の心持ちで、素晴らしい演奏会になるのですね。

ハイティンクといえば、どうしてもアムステルダム・コンセルトヘボウ(現在はロイヤル・コンセルトヘボウ)のイメージがあるのですが、ロイヤル・オペラ・ハウスの音楽監督、シュターツカペレ・ドレスデンの主席指揮者などを経て、2006年からシカゴ響の主席指揮者になっていたのですよね。
シカゴの音に変化も感じられました。ショルティ、バレンボイムの頃よりソフトになった・・・という言い方は違うかもしれないけど、ピタッとした音程はそのままで柔らかさが増した感じ。元々も硬いわけじゃないけど、幅が広がった気がしました。圧倒的な金管は健在!

現在シカゴ響は、ハイティンクが首席指揮者、ピエール・ブーレーズが名誉指揮者ですが、バレンボイム退任後は音楽監督が不在でしたよね。来年からリッカルド・ムーティが就任することが決まっています。これで、また変化していくのかもしれません。

シカゴ響は2003年以来6年ぶりの来日ですね。
今回、何よりびっくりしたのがチケットの高さです。S席40,000円〜D席16,000円ですよ。しかも、45,000円のプラチナ券というのまであります。もう1万円札1枚じゃ聴けないのね…。この高さはなんでしょう。
バレエももちろん高いです。でも、ずっと前はバレエの方が高かったけど、最近では有名オケはバレエの倍くらいします。バレエの値上げの幅は小さいけど、オケはまさに倍になっていると思います。いや、それ以上かも。

前日には横浜みなとみらいホールでモーツァルトの交響曲第41番とR.シュトラウスの「英雄の生涯」を演奏していますね。2/3にはハイドンの交響曲第101番「時計」とブルックナーの交響曲第7番、2/4には横浜と同じプログラムの予定です。
どれも聴きたいのはやまやまですが、1回行くだけでいっぱいいっぱいです。

これからのクラシックのコンサートは、聴きたい、でも高い、どうしよう・・・という葛藤が続きそうです。

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