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東京フィルハーモニー交響楽団(都民芸術フェスティバル) '09 3/22 [クラシック音楽]

今年の都民芸術フェスティバルは私は今日が見納め(聴き納め)です。
ということで東京芸術劇場に行ってきました。

東京フィルハーモニー交響楽団
指揮:渡邊一正  ピアノ:小山実稚恵

チャイコフスキー・プログラム>

歌劇「エフゲニー・オネーギン」~ポロネーズ

何年後かオネーギンが戻ってくると、美しい女性に成長したタチアナが結婚していて・・・という舞踏会のシーンですよね。明るい曲です。
実はオペラの方は観たことないので、バレエのオネーギンを思い出してしまいました。

ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 作品23 

出だしが超有名なピアノ協奏曲です。
チャイコのPコンといえばコレですよね。演奏会で聴く機会があるのもダンゼン第1番なのですが、チャイコフスキーはあと2曲Pコンを作曲しています。
小山実稚恵さんはずいぶん前から日本人ピアニストの第一人者としてやってきていると思いますが、貫禄がでてきたように思います。でも停滞していない感じ。

交響曲第6番 ロ短調 作品74「悲愴」

チャイコの交響曲の中でも演奏会のプログラムとしてよく取り上げられるのは5番とこの悲愴ですよね。友達は“演奏機会が多いのはダンゼン5番でしょ”と言っていたけど、私の印象では6番もかなり多いです。
チャイコフスキーの最後の交響曲になってしまった悲愴にはチャイコフスキーの思いが凝縮して詰まっているように思えます。2楽章の5拍子のワルツも3楽章のマーチが印象的。でも、最後は消えるように終わります。

チャイコフスキーが初演のあとすぐに亡くなってしまったので、彼の人生そのものとも言えるこの曲は、本人は遺書のつもりではなかったけど結果的にそうなってしまったわけですよね。
チャイコフスキーの死因についてはコレラによる尿毒症、肺水腫による心臓衰弱、エイズ、自殺などいろいろ言われていますが、New GROVE Dictionary of Music and Musicians(洋書)にも掲載されたロシア(旧ソ連)の音楽学者アレクサンドラ・オルロヴァによる「同性愛者だったチャイコフスキーがある公爵の甥と関係を結んだことを発端に、公然化防止と作曲家の名誉を守る為の秘密法廷が開かれ、そこで砒素の服毒自殺が宣告され、その後服毒が敢行された」という自殺説は支持されたようです。
その後反論が相次ぎ、GROVE Dictionaryも第2版では死因は不明ということになったようですが。

教育機関向けに年間閲覧契約ができるオンライン版のThe New Grove Dictionary of Music & Musicians II Online(ニュー・グローブ世界音楽大事典第2版)があるようです。

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小山実稚恵 名門ロイヤル・フィルと共演

小山実稚恵 名門ロイヤル・フィルと共演

  • アーティスト: 小山実稚恵,チャイコフスキー,リスト,小泉和裕,ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
  • 出版社/メーカー: ソニーレコード
  • 発売日: 1990/07/21
  • メディア: CD


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