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ボリショイ・バレエ団「スパルタクス」 '12 2/1 [バレエ]

ボリショイ・バレエ団が約3年ぶりに来日。
今回もちゃんと管弦楽団が一緒です。
今シーズンからセルゲイ・フィーリンが芸術監督ですよ!

ボリショイ・バレエ 2012 来日公演

最近は来日公演のたびに芸術監督が違うボリショイ・バレエ団。
なかなか安定しないみたいですね。

ボリショイ・バレエの本拠地ボリショイ劇場は、老朽化に伴い2005年から大規模な修繕工事を行っていましたが、昨年6年ぶりにリニューアルオープンしたそうです。っていうか、6年って長くないですか?
今回の来日公演は、ボリショイ劇場復活後初の海外公演だそうです。

今回は「白鳥の湖」「スパルタカス」「ライモンダ」の3演目。
私たちは「スパルタカス」だけ観ることにしています。
公演時間は、25分の休憩が2回入って3時間。長いですね〜。
ハチャトリアンの音楽によるユーリー・グリゴローヴィチ振り付けの作品です。

「スパルタクス」全3幕
スパルタクス(剣奴、反乱の指導者):パヴェル・ドミトリチェンコ
クラッスス(ローマ軍の司令官):ユーリー・バラーノフ
フリーギア(スパルタクスの妻):アンナ・ニクーリナ
エギナ(娼婦、クラッススの愛人):マリーヤ・アレクサンドロワ
剣奴:アントン・サーヴィチェフ
道化役者たち:チナーラ・アリザーデ、アンナ・オークネワ、
マリーヤ・ヴィノグラードワ、マリーヤ・ジャルコワ、ヤニーナ・パリエンコ、アンナ・レベツカヤ、 バティール・アナドゥルディーエフ、アレクセイ・マトラホフ エゴール・シャルコフ、アレクサンドル・プシェニツィン
3人の羊飼いたち:ディミトリ・ザグレービン、デニス・メドヴェージェフ、アレクサンドル・スモリャニノフ
4人の羊飼いたち:アレクサンドル・ヴォドペトフ、エフゲニー・ゴロヴィン、ウラディスラフ・ラントラートフ、デニス・ロヂキン
羊飼いの女性たち:スヴェトラーナ・パヴロワ、ダリーヤ・コフロワ、ジュ・ユン・ベ、クセーニャ・プチョルキナ、ユリア・ルンキナ
娼婦たち:アンナ・レベツカヤ、アンジェリーナ・ヴォロンツォーワ、マリーヤ・ジャルコワ、アンナ・オークネワ、 ユリア・グレベンシコーワ、クリスティーナ・カラショーワ、ヤニーナ・パリエンコ

「スパルタクス」は男のバレエですよね。
奴隷たちの権力者に対する反乱を描いているので、群舞も男性によるものが多い。
パヴェル・ドミトリチェンコは、まあよく跳びます。跳んで跳んで回って回って。
プログラムの写真は全く印象が違いますね。
スパルタクスではワイルドなドミトリチェンコが観られます。

スパルタクスはイワン・ワシーリエフも踊るのですよね。
彼にはピッタリですね、この役。

フリーギアの清楚とエギナの妖艶、アンナ・ニクーリナとマリーヤ・アレクサンドロワが対照的な女性を演じています。どちらも魅力的。
特にアレクサンドロワがいい! 役を楽しんでいます。

クラッスス役のユーリー・バラーノフも安定した踊りを見せてくれました。
4人の主要メンバーのキャラクターの差というのも面白いですよね。

前回に比べると、今回はプリンシパルを大分欠いての来日公演ですよね。
でも、さすがボリショイ。ソリストたちはみんなバッチリですから。
あとは好みの問題ですね。
ザハーロワは東日本大震災の影響で来日せず、ウヴァーロフは引退。
ワシーリエフとオーシポワは移籍(今回はワシーリエフは踊ってくれますが)。

ボリショイ・バレエ団唯一の日本人ダンサーである岩田守弘さんは、今シーズン限りで現役引退を発表しているため、今回がボリショイでの最後のツアーです。
岩田さんが出演する日の「白鳥の湖」はチケットが売り切れているらしい。
 岩田守弘オフィシャルブログ

グリゴローヴィチ氏は85歳でご健在なのですよね。
さすがに来日はしてくれませんでしたが。ボリショイの歴史の一部みたいな人です。

スパルタクス以外の話をたくさん書いてしまいましたが、舞台そのものも楽しかったです。ボリショイならではの作品ですよね。

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