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モンテカルロ・バレエ団 <Aプロ> '11 3/7 [バレエ]

混んだ山手線に乗って上野へ到着。
東京文化会館でモンテカルロ・バレエ団の公演を観ます。

モナコ公国 モンテカルロ・バレエ団 2012年公演

空席が目立ちますね。こんなに空席がある公演も久しぶりかも。
でも、私も祭典に入ってなければ絶対に買わないですね。
20分の休憩が2回で2時間半以上。けっこう長いです。

シェエラザード
ミハイル・フォーキン振り付けの「シェエラザード」は以前、ロシア国立バレエで観たことがあります。金の奴隷がファルフ・ルジマトフ、ゾベイダがユリア・マハリナでした。
このマイヨーのシェエラザードは、ミハイル・フォーキンへのオマージュとなっています・・・。ゾベイダ役の小池ミモザはスタイルいいなーとか思いながら観ていたけど、眠くなってしまった・・・。最近忙しくて疲れているからかなと思ったけど、友達も「ガチで眠くなった」と言っていたので、それだけではなかったみたい。

ダフニスとクロエ
シェエラザードがあんな感じだったから、想像はつきましたが。
2組のカップルが登場。『欲望にまどわされながらも突き進む、欲望という激情に捕われた二人の若い恋人たち』・・・ということは、コピエテルスとローラントは“欲望”なのか・・・。若いカップルにちょっかいを出す中年カップルのようにも見えました。
バックに映し出されるヌードのデッサンが移り変わっていく様子はなかなか良かったです。

ここの休憩ではロビーで400円のコーヒーを飲みました。
次に備えなくては・・・。

アルトロ・カント 1
リムスキー=コルサコフやラヴェルの音楽で眠くなるんだから、モンテヴェルディ、マリーニ、カプスベルガーじゃきびしいよね・・・。友達は、入れ替わりでいろんな人が出るタイプならマシでは?と言っていたけど、舞台が薄暗いしねぇ。でも、休憩時間に席を立って歩いてコーヒーも飲んだおかげで眠くはなりませんでした。でも、退屈しちゃいました。
曲ごとに、上からぶらさがっているろうそくの本数や配置が変わって、きれいではあったけど、どうしても単調なのですよね。曲も振り付けもステージ上も。

けっこうステージを観ているのが苦痛でした。
全体的に振り付けがとにかく一本調子。メリハリがないのですよね。
お金を払ってこんな苦行のような状態って・・・。

客席の拍手にも戸惑いが見られました。カーテンコールもあまりなかったし。
最後の作品が終わった後のカーテンコールでは、ステージ上にジャン=クリストフ・マイヨーが登場して少し盛り上がったけど。

唯一、ベルニス・コピエテルスは素晴らしかった。
彼女は別格。動きだけでなく、見た目も存在感も圧倒的でした。

これが、全部マイヨーの作品ではなく、いろいろな振付家の作品を取り混ぜたプログラムならまだよかった。あと、もっと短い作品ならいいかも。

今日はどっと疲れてしまいました。
良い舞台を観た後には疲れも緩和されるけど、今回はたまった疲れが表面に現れてきたみたいな。好みの問題もあるけど、私はちょっといただけない感じでした。
フランス人(モナコ人)とかは好きそう。


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「シェエラザード」
振付:ジャン=クリストフ・マイヨー (ミハイル・フォーキンへのオマージュ)
音楽:ニコライ・A. リムスキー=コルサコフ
美術・衣裳:ジェローム・カプラン
舞台装置部分:レオン・バクスト
照明:ドミニク・ドゥリヨ

愛妾ゾベイダ:小池ミモザ
シャリアール王:ガエタン・モルロッティ
シャゼーマン (王弟):レアルト・デュラク
宦官長:ロドルフ・ルカス
金の奴隷:アレクシス・オリヴェイラ、ジェオルジェ・オリヴェイラ
お気に入りの奴隷:ステファン・ボルゴン、ジェローン・ヴェルブルジャン、ラファエル・ボシャール、アシエ・ウリアゼレカ
お気に入りのハーレムの女たち:モード・サボラン、アンハラ・バルステロス、カロリン・ローズ
奴隷:ラファエル・ボシャール、ステファン・ボルゴン、ピョートル・ツォボヴィッチ、アシエ・エデソ、エディス・アルゴチ、ジュリアン・ゲラン、イアン・パーソンズ、アルヴァロ・プリート、ステファン・スチュアート、ダニエレ・デルヴェッキオ、ジェローン・ヴェルブルジャン、アシエ・ウリアゼレカ
ハーレムの女たち:エイプリル・バール、アンヌ=ラウラ・セイラン、クイン・ペンドルトン、シヴァン・ブリッツォーヴァ、フランセス・マーフィ、ヴァネッサ・ヘンリケス、ノエラニ・パンタスティコ、モード・サボラン、サラ・ジェーン・メドレー、アンハラ・バルステロス、カロリン・ローズ、ガエラ・リウ、ベアトリス・ウァルテ、レネケ・ヴォス、シモーヌ・ウェブスター

「ダフニスとクロエ」
振付:ジャン=クリストフ・マイヨー
装置、ドローイング:エルネスト・ピニョン=エルネスト
衣裳:ジェローム・カプラン
音楽:モーリス・ラヴェル

アンハラ・バルステロス-ジェローン・ヴェルブルジャン
ベルニス・コピエテルス-クリス・ローラント

「アルトロ・カント 1」
振付:ジャン=クリストフ・マイヨー
音楽:クラウディオ・モンテヴェルディ、ビアジオ・マリーニ、ジョバンニ・ジローラモ・カプスベルガー
(演奏:アカデミア、指揮:フランソワーズ・ラセール)
衣裳:カール・ラガーフェルド
装置デザイン:ロルフ・サックス
照明:ドミニク・ドゥリヨ

「その憐れみは」 Et Misericordia 
カロリン・ローズ、小池ミモザ

「主は御腕にて力をあらわし」 Fecit potentiam
サラ・ジェーン・メドレー、シヴァン・ブリッツォーヴァ、アンハラ・バルステロス、エイプリル・バール、カロリン・ローズ、ベアトリス・ウァルテ、ノエラニ・パンタスティコ、小池ミモザ、モード・サボラン

「権力あるものをその座よりおろし」 Deposuit
カロリン・ローズ、小池ミモザ、ノエラニ・パンタスティコ、エイプリル・バールラン

「主は憐れみを忘れず」 Suscepit Israel
「われらの先祖に告げたまいしごとく」 Sicut locutus est
クリス・ローラント、ジェローム・マルシャン

「父と子と聖霊に栄光あれ」 Gloria Patri
「初めにあったように今もいつも」 Sicut erat
(以上、モンテヴェルディ「マニフィカト」より))
クリス・ローラント、ジェローム・マルシャン、ラモン・ゴメス・レイス

「シンフォニア・グラーヴェ」 Sinfonia Grave
(ビアジオ・マリーニ)
ジュリアン・ゲラン、ラファエル・ボシャール、ブルーノ・ロケ、ステファン・ボルゴン、アシエ・エデソ、ジェローン・ヴェルブルジャン、ジェオルジェ・オリヴェイラ、レアルト・デュラク

「今や天も地も」 Hor che'l il ciel e la terra
(カプスベルガー)
ベルニス・コピエテルス、クリス・ローラント、ジェローム・マルシャン、ジュリアン・ゲラン、
ラファエル・ボシャール、ブルーノ・ロケ、ステファン・ボルゴン、アシエ・エデソ、ジェローン・ヴェルブルジャン、ジェオルジェ・オリヴェイラ、レアルト・デュラク

「コラシオーネ」 「トッカータ・アルペッジアータ」 Colascione et Toccata Arpeggiata
(カプスベルガー)
ベルニス・コピエテルス、ラモン・ゴメス・レイス

「他の者は軍神マルスのために歌う」 Altri Canti di Marte
(モンテヴェルディ)
ベアトリス・ウァルテ、ラファエル・ボシャール、小池ミモザ、ブルーノ・ロケ、カロリン・ローズ、
ジェローム・マルシャン、クリス・ローラント、サラ・ジェーン・メドレー、シヴァン・ブリッツォーヴァ、アンハラ・バルステロス、エイプリル・バール、ノエラニ・パンタスティコ、モード・サボラン、レアルト・デュラク、ステファン・ボルゴン、アシエ・エデソ、ジェオルジェ・オリヴィエラ、ラモン・ゴメス・レイス

「さえぎられた希望」 Interrotte speranze
(モンテヴェルディ)
モンテカルロ・バレエ団

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