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ラ・フォル・ジュルネ 2008 4日目 [クラシック音楽]

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン 2008も4日目です。
ちょっと余裕を持って着いたので、まずはネオ屋台村でタコスを(笑)

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今日は5つです。一番たくさん聴きました。

413ホールA

フランス国立ロワール管弦楽団 指揮:ペーテル・チャバ

シューベルト:交響曲第7番 ロ短調 D759「未完成」
ベートーヴェン序曲「レオノーレ」第3番

前から3列目、しかもほぼ中央。私のホールAでの鑑賞史上一番前の席です。前の日にホールCの3階から聴いたオケを今度は間近で。何が一番ビックリしたかって、ペーテル・チャバのお腹!(笑)あれは完全にメタボリックシンドロームだと思いますよ〜。大丈夫でしょうか。お腹が乗っかってベルトとか全く見えません。
でも、もちろん演奏はよくて、ほんとに「未完成」のメロディーは美しいな〜と聞き惚れました。

次の演奏会との間が15分しかありません。しかも、ちょい押しということで、カーテンコールの最後までいないでB7に移動です。

424ホールB7

オーヴェルニュ室内管弦楽団 指揮:アリ・ヴァン・ベーク
高木綾子(フルート)

ロッシーニ:弦楽のためのソナタ 第1番
サリエリ:フルートと管弦楽のための室内小協奏曲 ト長調
シューベルト:5つのドイツ舞曲 D90

あの平らで広いホールB7のほぼ一番後ろ。ステージが遠い〜。
指揮者は肩の上げ下げの動きを激しく使っていました。初めて見る感じ。でも男前のおじさんです。
サリエリの小協奏曲は初めて聴きます。美人フルート奏者としてメディアに露出の多い高木綾子さんですね。音色としては、もう少しシャーリング(息の音)が少ない方が好みですが、演奏自体は悪くないと思います。

次もまたまた15分。急いでホールCに移動です。

445ホールC

バーバラ・ヘンドリックス(ソプラノ)
ルーヴェ・デルヴィンイェル(ピアノ)

シューベルト:ズライカI
 :ズライカII
 :「愛らしい星」D717
 :「夜と夢」D827
 :「若い尼僧」D828
 :「君こそ我が憩い」作品59-3 D776
 :「さすらい人の夜の歌」作品96-3 D224
 :「ミューズの子」D764
 :「トゥーレの王」作品5-5 D367
 :「糸を紡ぐグレートヒェン」作品2 D118
<アンコール>
 :「ます」
 :アヴェ・マリア

始まる前に「演奏者の希望により、途中の拍手は2曲目のズライカIIと6曲目の君こそ我が憩いの後だけにしていただくようお願いします」というアナウンスが流れると、客席はザワザワ。難しいと思ったみたいですね。でも、みんなちゃんとできてました。
バーバラ・ヘンドリックスといえば平和・人権活動家としても有名ですが、もちろんソプラノ歌手としても人気がありますよね。私は初めて聴きました。線のくっきりしたリリカルソプラノという印象でした。美しい歌声です。次に余裕があってよかった。アンコールもバッチリ聴けました。
今回「ます」は3回目です。全部違っていて楽しいですね〜。

ここで、やっとお食事です(笑)
この日は3人なので、ちょっと種類が増えました。ハイネケンに温玉プルコギ丼、豚丼キムチ乗せ、ミートカレー(トマトトッピング)、鴨ステーキノーマル&ブラックペッパー。この鴨のステーキは特に美味しかったです!!
それから地下の展示ホールに行って、ソフトクリームを。前日に“明日は食べよう!”と思っていたので(笑)美味しかったです♪
温玉プルコギ丼 ミックスソフトクリーム


466(G409)

クレール・デゼール(ピアノ)
エマニュエル・シュトロッセ(ピアノ)

シューベルトのピアノ連弾作品全曲シリーズ第6回>
子供の行進曲 D928
大葬送行進曲(アンダンテ・ソステヌート)D859
フランス風の主題によるディヴェルティスマン D823
2つの特徴的な行進曲 D886

そういえば、この2人の演奏は去年も聴きました。見覚えが。
自由席の会場にギリギリに行ったので後ろの方になってしまい、ほとんど見えなかったんですよね。眠気が襲ってきました。満腹だからというより、見えないと眠くなるのかも。特にピアノは手が見えるといいなぁ。連弾はけっこう楽しいのに。ピアノ連弾作品全曲シリーズというのもこのイベントなれではの企画です。コンプリートした人もいるのかな。

447ホールC

フランス国立ロワール管弦楽団 指揮:ペーテル・チャバ
晋友会合唱団
林美智子(メゾ・ソプラノ)

シューベルト:劇付随音楽「キプロスの女王ロザムンデ」作品26 D797

最後もまたチャバ&ロワール管のコンビです。
前日に序曲だけは聴いていますが、初めてフルで聴きます。晋友会合唱団はアマチュア合唱団の中でもちょっと抜けた存在ですよね。合唱部分はもちろん、間奏曲もいいですね〜。でも、ちょっとメゾ・ソプラノの出番が少ないなぁ。劇付随音楽ですが、現在では台本がなくなってしまって「劇」はなく、付随音楽のみが演奏されている状況です。特に序曲(「魔法の竪琴」の転用ですが)だけはオーケストラの演奏会でもよく演奏されますよね。

この後は、喉が渇いたということで有楽町のガード下のお店で1杯飲んで帰りました。
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ラ・フォル・ジュルネ 2008 3日目 [クラシック音楽]

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン 2008 3日目です。

ガラスにペインティング

314A

シンフォニア・ヴァルソヴィア 指揮:ヤツェク・カスプシク

シューベルトウェーベルン:ドイツ舞曲 D820(管弦楽版)
シューベルト/ヘラー:10のドイツ舞曲(管弦楽版)
ヨハン・シュトラウス2世:新ピツィカート・ポルカ
 :ペルシア行進曲
 :田園のポルカ
 :オペレッタ「こうもり」序曲
ブラームスハンガリー舞曲 第1番、第3番、第10番

1行解説では『ウィーンはダンスの都。シューベルトからブラームスまでヒット舞曲の歴史をたどる旅』となっています。ダンスミュージックプログラムですね。
このオケは第1回のLFJ(ベートーヴェンと仲間たち)のときからずっと参加しています。それまで知らなかったのに馴染みのオケになってきました。初日のプログラムもそうだけど、シューベルトのピアノ曲って近代の作曲家たちが管弦楽用に編曲してるものが多いんですね。
J.シュトラウスII世の曲は楽しい。でも、このコンサートはなぜか泣き叫ぶ子供を抱えて出口に走る親が続出(笑)

このあと、空腹に耐えられなくなり(笑)、次に行く前にチュロスを食べました。
チュロス

346C

ローザンヌ室内管弦楽団  クリスティアン・ツァハリアス(ピアノ&指揮)

ウェーバー:ピアノと管弦楽のための小協奏曲 ヘ短調
シューベルト:交響曲第6番 ハ長調 D589

1曲目は、指揮者でピアニストのツァハリアスによる弾き振りです。ツァハリアスは2000年からローザンヌ室内管弦楽団の芸術監督を務めているそうです。ウェーバーの弾き振りは楽しく聴けたんだけど、シューベルトの交響曲になったら抗い難い睡魔に襲われ(笑)、首がコックンとしてしまいました。なんでだろー。


今日の夕食はハイネケンに横手焼きそば、オムライス、チキンポテトをシェア。横手焼きそばは初日に気になっていたのですが、行列が長目だったので断念していたんですよね。半熟目玉焼きの乗った甘口のソース焼きそばでした。
ミュージックキオスクでの演奏

327B7

トリオ・ショーソン
井上典子(ヴィオラ)
池松宏(コントラバス)

シューベルトピアノ五重奏 イ長調 D667「ます」

フランス人トリオ+日本人音楽家2人によるアンサンブルです。
初日に聴いた「ます」をピアノ五重奏で再び。5楽章からなる曲で、4楽章が歌曲「ます」のメロディーを主題とした変奏曲になっているために「ます」という副題がついているんですよね。曲も演奏者も“若々しい”というのがピッタリきますね。4楽章だけじゃなくて、全部まるごと楽しめます!

このあとの演奏会がチケットに書いてあるより30分遅くなったんですよね。
ということで、ちょっと時間が空いてしまったので展示ホールへ。

348C

フランス国立ロワール管弦楽団 指揮:ペーテル・チャバ
樫本大進(ヴァイオリン)

メンデルスゾーンヴァイオリン協奏曲第2番 ホ短調
シューベルト「ロザムンデ」序曲

まず、フランス人男性と通訳と思しき日本人女性がマイクを持って登場。どうやらルネ・マルタンのようですよ。「フレンズ先行でチケットを取ったみなさんにお詫びしなければいけません。この前のプログラム、ロッシーニの小荘厳ミサが当初考えていたより長くて、時間を変更せざるを得ませんでした」とのこと。マルタン氏は終電の心配をしているようでした。

フランス国立ロワール管弦楽団&ペーテル・チャバのコンビは第1回のLFJでも聴きましたね〜。樫本大進はどのくらいぶりだかわからないけど。爽やかな顔をしていながら、この人のヴァイオリンは喜怒哀楽が明確で表情豊かなんですよね。ホールCの3階でもそれがはっきりわかります。それにしても、ヴァイオリニストの皆さんは一生のうち何度くらいメンコンを演奏するんでしょう。
ロザムンデもよかったです〜。

でも、終わったら23時過ぎですよ!!
この後、下北でオールナイトなのにスタート時間に間に合わなくなってしまいました(笑)
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ラ・フォル・ジュルネ 2008 2日目 [クラシック音楽]

連休初日の東京はあいにくの雨。
それにもかかわらず、東京国際フォーラムには人がいっぱい。
ガラス棟で見上げる

今日は3つ聴きました。

222B7

堤剛(チェロ)
小山実稚恵(ピアノ)

メンデルスゾーン:協奏的変奏曲 ニ長調
ウェーベルン:チェロとピアノのための3つの小品
ウェーバー/ピアティルゴスキー:アダージョとロンド
シューベルトアルペジョーネ・ソナタ イ短調

長年、第一線で活躍してきた日本人音楽家の競演です。
どの曲もチェロとピアノの二重奏という感じで、ピアノが伴奏に収まらないのがいいですね。アルペジョーネ・ソナタのメロディーはやっぱり美しい!!
カーテンコールで堤さんだけが出て来て “アンコールは皆さんに一緒に歌ってほしいんです” とHappy birthday to you! のメロディーをチラッと。5月3日はちょうど小山さんの誕生日ということで、ケーキまで出てきましたよ。堤さんのチェロと会場の皆の歌でお祝いです。しきりにテレる小山さん。こういうのはうれしいサプライズですよね!

空き時間は20分、しかも次は自由席の会場。でも、あまりの空腹に屋台村でチキンカバブサンドを食べてからG409へGO!(笑)
チキンカバブサンド ガラス窓にも ミュージックキオスク前の混雑

263G409
今年新しく設定されたホールですね。ガラス棟の4階。元々普通の会議室です。

プラメナ・マンゴーヴァ(ピアノ)

ベートーヴェンサリエリの歌劇「ファルスタッフ」の二重唱「まさにその通り」の主題による10の変奏曲 変ロ長調
ベートーヴェン:6つのバガテル
シューベルト:ピアノ・ソナタ第4番 イ短調
<アンコール>
D. スカルラッティ:ソナタ

マンゴーヴァは27歳の注目の若手ピアニストなんだそうです。身体の大きな女性でパワーはあるけど、フォルティッシモでも柔らかい音色は崩さず、繊細なトリルが印象的でした。アンコールもやってくれました!

213A

フランス国立ボルドー・アキテーヌ管弦楽団 指揮:クワメ・ライアン
小菅優(ピアノ)

ウェーバー歌劇「オイリアンテ」序曲
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番 ハ短調

華やかな序曲とピアノ協奏曲のプログラムです。さっきまで演奏者の息づかいまで感じられる距離だったのに、ピアノが遠い・・・(笑)。ホールAはちょっと大きすぎるんですよね。
でも、小菅優さんはやっぱり聴かせてくれますね〜。いつも演奏が堂々としていて、聴いていて気持ちいいです!

今日だけは1人で参加なので、いろんなところをウロウロしてみました。
地下の展示ホールが入場制限されていて、入るのに並んで待っていたのにはビックリしました!初めて見ましたよ。人気のアマチュアオケだったのかな。

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ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン 2008 スタート 5/2 [クラシック音楽]

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン
「熱狂の日」音楽祭 2008

シューベルトとウィーン

ついに始まりました。有楽町の東京国際フォーラムです。

初日は1つだけ聴きます。始まる時間より1時間以上早めに行って何か食べようということになっていました。レストランに入ってもよかったけど、せっかく屋台村があるので、屋台のものでビールを1杯・・・。
ハイネケンにロコモコ、フォー、フランクフルトソーセージをシェア。
花のステージ(ミュージックキオスク)

145ホールC

ポワトゥ=シャラント管弦楽団 指揮:ジャン=フランソワ・エッセール
ナタリー・ゴードフロワ(ソプラノ)
トーマス・バウアー(バリトン)

シューベルトベリオ:レンダリング(交響曲 ニ長調 D936aに基づく)
シューベルト/レーガー:「糸を紡ぐグレートヒェン」
シューベルト/ウェーベルン:「君の姿」(歌曲集「白鳥の歌」D957より)
シューベルト/レーガー:「君こそ我が憩い」
シューベルト/ウェーベルン:「道しるべ」(歌曲集「冬の旅」D911より)
シューベルト/リスト:「若い尼僧」
シューベルト/レーガー:「音楽に寄す」
シューベルト/ブリテン:「ます」
シューベルト/レーガー:「魔王」

『シューベルトが残した名リート「ます」などを、後輩たちの一味違った編曲で楽しむ』という1行解説のとおり、ひと味もふた味も違っていて想像より面白い演奏会でした。「レンダリング」なんてメロディーは確かにシューベルトだけど、一部だけピックアップしたら明らかに違いますから(笑)
歌曲はソプラノとバリトンが1曲ずつ交互に。「魔王」の1人3役はブラボーでした!

TREview
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GW始まりました [クラシック音楽]

今年のゴールデンウィークはとびとびですね。

休みを取れば最長11連休?
私はしっかりカレンダー通りです。
月曜日はファミレスでランチしたのですが、なんとランチメニューじゃなくてグランドメニューなんです。GW仕様らしいんだけど、ほぼオフィス街の平日なんだからねぇ。

とりあえず、今年のGWもラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2008にフル参加します。フルとは5月2日の初日からということです! 初日は会社帰りなので夜の演奏会のみですが。

2005年 ベートーヴェンと仲間たち(32万人3千人)
2006年 モーツァルトと仲間たち(65万5千人)
2007年 民族のハーモニー(106万人)

・・・と、年々来場者数を着実に延ばしているこのイベントですが、今年はどうなるんでしょうね。シューベルトベートーヴェンモーツァルトと比べると地味なイメージですが、メロディーメーカーとして素晴らしく、ファンも多いですよね。チケットの売れ行きは好調のようです。今年はさらにホールが1つ増えたんですよね。

音楽プロデューサーのルネ・マルタンが生まれ故郷のフランス・ナントで始めたこのイベントは、初心者からマニアまで多くの人が気軽にクラシック音楽を楽しめるイベントとして日本にも定着しました。

●まず1公演当たりの料金が安い、そして公演時間が短い
●一流の演奏家の演奏が聴ける
●複数のホールで同時進行(ロックフェスみたいですね)
●無料で聴けるコンサートもある
●マスタークラス、ワークショップ、講演会、映画
●0歳児から聴けるコンサートもある
●屋台村

などなど、普段の演奏会にはないお楽しみもいっぱいです!
当日券もあるので、お時間ある方は有楽町に足を運んでみてはいかがでしょうか?

LA FOLLE JOURNÉE au JAPON
ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2008
シューベルトとウィーン

有楽町 東京国際フォーラム
2008年 5月2日(金)〜5月6日(火)

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金沢ではベートーヴェンが聴けるようです。
詳しくは → コチラ

TREview
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日本フィルハーモニー交響楽団(都民芸術フェスティバル)'08 3/2 [クラシック音楽]

やっちゃいました。
オール明けのマチネって危険ですよね。起きたら開演時間過ぎてました。
友達が休憩時間に電話をくれたときには家を出るところという…。

気を取り直して、今年最後の都民芸術フェスティバル オーケストラシリーズです。もちろん場所は池袋の東京芸術劇場

日本フィルハーモニー交響楽団
指揮:小林研一郎 チェロ:横坂 源

モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」序曲 K.620
ハイドン:チェロ協奏曲 ニ短調

・・・そんなワケで以上2曲は聴けませんでした。
若手チェリストの横坂 源くんの演奏を聴いてみたかったのに残念です。
聴いていた友達の話によると “若い!上手い!”… ってまんまですね。

ブラームス交響曲第1番 ハ短調
この曲にもギリギリ間に合わず、1楽章はロビーで聴いて残りはドアの内側の階段で立ち見(立ち聴き)。今年多いなコレ。でも、今回は1人だしちゃんと指揮者も見える位置だったからよかったです。
ブラームスが交響曲を書こうとしてこの曲に着手してから21年後にやっと完成したという有名な第1番です。古典主義的ロマン派とでも言えそうなブラームスですが、メロディーの美しさはまさに“ロマン派”だと思うんですよね。4楽章のあのメロディーを聴くと、自分の中に襟を正してシャキッとする部分とフワーっとする部分があって、なんとも不思議な気持ちになります。
指揮棒が下りるとブラボーが飛び交ってました。
鳴り止まない拍手を制してコバケンが客席に向きます。コバケン必ず話をする珍しい指揮者ですよね。しかも、マイクなしでも全く平気。よく通る声です。

コバケン曰く日フィルが最も得意とする曲です。
<アンコール>
アイルランド民謡 ダニーボーイ
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東京都交響楽団(都民芸術フェスティバル)'08 2/19 [クラシック音楽]

今年3回目の都民芸術フェスティバル。池袋の東京芸術劇場です。

今日は開演に間に合いましたよ。ホッ。
間に合ってよかった。またまた序曲がないプログラム。

東京都交響楽団 指揮:梅田俊明 ピアノ:菊池洋子

ベートーヴェンピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調「皇帝」
今度はピアノ協奏曲です。
最近(ってここ数年のことですが)この曲を聴く機会が多い気がするな〜。でもベートーヴェンは好きです!!ロングストレートヘアーの菊池洋子さん。最初はそつない演奏なのかなと思ったけど、そうでもなかったです。でも、髪を振り乱すようなことはなく、あくまで優雅な姿勢はくずさない演奏でした。ピアノの音って気持ちよくてちょっと眠気が…。あれ?このセリフ前にどこかで言ったような。déjà vu?(笑)
菊池さんは最後にお辞儀をするとき胸に手を当てていましたが、感謝の気持ちを表しつつ胸が見えないように気をつけているように見えちゃいました。3階からですけど。

ベルリオーズ幻想交響曲
この曲は今までに何回聴いたかな。いつの頃からか“私の一番好きな曲”ということにしたんです。クラシックの場合は、演奏者によって曲の感じも大分変わってしうし、誰が好き?とかどの曲が好き?とか聞かれてもなかなか難しいものがあります。
まず、27歳でこんな曲を作ってしまうベルリオーズがスゴイ。そして、ベートーヴェンより少し後くらいという時代がスゴイ。その頃としてはきっとかなり前衛的な曲だったんでしょうね〜。幻想交響曲といえば『イデー・フィックス(固定観念)』。ここでは恋する女性を表すメロディーですが、美しく、ときには優雅に、ときには寂し気に、最後はグロテスクにかたちを変えながら5楽章とおして登場します。これも新日フィルの記事でも取り上げた循環形式の一種ですよね。

今回は、5楽章で使われる鐘がステージの上の階のパイプオルガンの左側に。この鐘の扱いはオケによってまちまちですが、このパターンは初めて見ました。鐘はベルが上向きに固定されたかたち。
おおむねお客は満足で、ブラボーの嵐。私はそこまでブラボーじゃなくても…とは思ったけど、良い演奏でした。

So-net blogの中にMIDIの打ち込みを研究している人がいて幻想の第4楽章「断頭台への行進」も取り上げているので、聴いてみて下さい〜! 
 にょしにいさんの「クラシック音楽打ち込み研究」
第4楽章 ← この完成品だけでなく細かい分析がスゴイので、それも合わせてゼヒ。ここらへんとか。首が転がる音…?

<アンコール>
ドビュッシー小組曲より 第2組曲「行進」
こちらでピアノ版MIDI聴けます)

今年の都民芸術フェスティバルは次で終わり。
でも、次はオールナイト明けの日曜日マチネだから寝ないで聴けるか心配・・・。

モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番

モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番

  • アーティスト: 菊池洋子,モーツァルト,井上道義,オーケストラ・アンサンブル金沢
  • 出版社/メーカー: エイベックス・クラシックス
  • 発売日: 2006/11/15
  • メディア: CD


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新日本フィルハーモニー交響楽団(都民芸術フェスティバル)'08 2/13 [クラシック音楽]

再び都民芸術フェスティバルで池袋の東京芸術劇場に行ってきました。

仕事の区切りが悪くて会社を出たのがちょっと遅くなり、再び遅刻。
今回は序曲があったので、序曲をロビーで聴いてから自分の席まで行かれました。

新日本フィルハーモニー交響楽団 指揮:手塚幸紀 ヴァイオリン:松山冴花

モーツァルト:歌劇「魔笛」序曲 K.620
そんなワケでこの曲はロビーで聴きました。
有名な序曲ですが、個人的には、以前区民オケのトラ(エキストラ)で演奏したことがあるので、懐かしい曲ですね〜。○○区民オーケストラの皆さん、あのときはあまり練習に参加できずすみませんでした<(_ _)>

ブラームスヴァイオリン協奏曲 ニ長調
なんだか、ヴァイオリンコンチェルトが続いてしまいましたね。松山冴花さんの演奏は初めて聴きました。2歳でヴァイオリンを始め、10歳でニューヨークに移住という五嶋みどりさんみたいな経歴を持っているんですね。なんとも情熱的なブラームスでした。しかも澱みがない。3階席からだとよく見えないけど、キレイな人のようですね〜。
なんだかよく五嶋みどりさんを引き合いに出してしまいますが、まだ聴いたことないんですよね・・・。
 松山冴花さん 2006年のちょっとかわいいひとりごと → コチラ

チャイコフスキー交響曲第5番 ホ短調
この曲聴いたの久しぶり。「悲愴」に次いでよくプログラムに組み入れられる曲だと思いますが。でも、悲愴と違ってジャーンッと終わってくれるから気持ちいいですね。「運命の動機」という旋律が繰り返し現れます。これも、やっぱり一種の循環形式ということですよね。
2楽章のホルンの旋律はキレイでした〜。


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ゲヴァントハウスのはずが [クラシック音楽]

今日は、サントリーホールライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の演奏会・・・の予定だったのですが、リッカルド・シャイーが急病で公演中止。とても残念です。

1月中旬に郵送で中止&払い戻しのお知らせが届いてビックリしました。
友達に渡してあったチケットも回収したし、期日までに払い戻しをしなければ・・・。

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ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 日本公演中止のお知らせ

 2月6日(水)、7日(木)サントリーホールにて予定しておりました、『ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団』公演は、指揮のリッカルド・シャイーが急病のため来日が不可能となり、中止となりました。
 オーケストラと弊社としましては、代わりとなる指揮者を各方面に手を尽くして探しましたが、何分スケジュール的に急でありました為、芸術的見地から相応しい指揮者が見つかりませんでした。また、今回のツアーはシャイーがカペルマイスターに就任して初めてのツアーでもありましたので、オーケストラ側としては、そうした相応しい指揮者が見つからない以上ツアーを延期したいとの意向もあり、やむなく中止となった次第です。
 延期の時期としては2010年頃を目処に調整中ですので、決定次第改めて弊社ホームページ等にて発表させていただきます。

 つきましては、チケットの払戻しを、2008年2月29日(金)までにお買い求めのプレイガイド、または弊社にて承ります。

 お客様にはご迷惑をおかけし、大変申し訳なく存じますが、何卒ご了承賜りますようお願い申し上げます。
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楽しみにしていたのでとても残念ですが、12,000円が戻ってくるのは大きいですね〜。
2010年頃に来日公演があるなら、それを楽しみにしておきましょう。

払い戻しの期日を見て、そういや今年は閏年でオリンピックイヤーなんだっけ、と改めて認識しました。オリンピックとは『グレゴリオ暦が偶数の隔々年(4年に1回)に開催される世界的なスポーツ大会』。
でも、実は閏年=オリンピックイヤーではないらしい。

グレゴリオ暦における閏年のルール:
(1) 4 で割り切れる年は閏年
(2)ただし100で割り切れる年は平年
(3)ただし400で割り切れる年は閏年

ズレることはないけど、オリンピックイヤーだけど閏年じゃない年があるってことなんですね。
知りませんでした。勉強になりました!

こんなの発見。
暦変換ツール 換暦


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読売日本交響楽団(都民芸術フェスティバル)'08 2/3 [クラシック音楽]

オペラ、オーケストラ、室内楽からバレエ、能楽、邦楽など、様々なジャンルの公演を手軽な値段で楽しめる都民芸術フェスティバルの時期です。
〔オーケストラ1回券:A席3,800円、B席2,800円、C席1,800円〕
安いですよね! いつも、この中でも一番安いC席です。

私は毎年オーケストラシリーズを何公演か聴きに行っています(去年は行ってないけど)。すべて池袋の東京芸術劇場での公演。今日が今年のオーケストラシリーズの初日ですね。日曜マチネです。
出がけに雪対策など考えてバタバタしていたところ、開演に間に合わず・・・。最初に序曲などがあるつもりでいました。でも実際はなかったので、チャイコンの1楽章の途中に到着。

読売日本交響楽団  指揮:尾高忠明 ヴァイオリン:二村英仁

チャイコフスキーヴァイオリン協奏曲 ニ長調
上記のようなわけで、1楽章の途中からロビーのモニターで鑑賞。2楽章からドアの前で立ち見(立ち聴き?)という状況でした。しかも、階段の上から2段目より上に行ってはいけないので、私がいた場所からは指揮者もソリストも全く見えず、文字通りの立ち聴きでした。
でも、久しぶりに聴いた仁村くんのヴァイオリンの音色は力強いながらも艶っぽくもあり、東京芸術劇場の空間を満たしているというイメージでした。でも、演奏している姿を見たかったな。

ショスタコーヴィチ交響曲第5番 ニ短調
この曲は名曲ですよね〜。最初は眉間にしわをよせているような感じで始まりますが、4楽章の最後には解放されます。ベートーヴェン的に苦悩から解放されて歓喜に至るのか、強制されてのものなのかといろいろ言われているようですが、それは置いといて。
この曲は高校生のときにブラバンアレンジで演奏したことがあります。その頃は曲を知らなかったのですが、けっこう難しいなと思った記憶があります。しかも、最後の歓喜に至るときには1ページ分くらい高音でひたすら八分音符でツラかったです。なので個人的にはベートーヴェン的歓喜には至れないのでした(笑)

<アンコール>
チャイコフスキー:エレジー

読響のコントラバスの人が昨日定年だったということで、花束贈呈となりました。指揮者の尾高忠明さんは、客席に向かって「聞こえますか?」と話しかけていましたが、3階席でもすっごくよく聞こえましたよ。通る声なんですね。その後にアンコールの演奏でした。

仁村くんといえば、1998年にユネスコ平和芸術家に任命されて、ずいぶんテレビにも取り上げられていました。高校時代だったと思うけど、コンクールで2位になったときお父さんにぶっとばされたとか。要するに1位じゃないとダメってことですね。厳しいお父さんなんだなぁと思いましたよ。
最近のプログラムの写真にも使われている二村英仁 オフェイシャルウェブサイトの写真は、野村萬斎福士誠治をたして2で割ったような感じでカッコイイですね。そーいや、どっちもNHKの朝ドラに出ていた俳優ですね。

音楽にできること~ヴァイオリニスト二村英仁・29歳の旅

音楽にできること~ヴァイオリニスト二村英仁・29歳の旅

  • アーティスト: 二村英仁,ハン・ツィ,バッハ,サラサーテ,リムスキー=コルサコフ,バッジーニ,ラフマニノフ,ブラームス,ブロッホ,ガンバ(フィリッポ)
  • 出版社/メーカー: ソニーレコード
  • 発売日: 2000/03/08
  • メディア: CD

ショスタコーヴィチの “強制された歓喜” については、この本の中にヒントがあります。

ショスタコーヴィチの証言 (中公文庫)

ショスタコーヴィチの証言 (中公文庫)

  • 作者: ソロモン ヴォルコフ
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2001/06
  • メディア: 文庫


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