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ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン 2009(2日目) 5/4 [クラシック音楽]

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン 2009 は3日間なので、もう中日です。
またまた良いお天気ですね。人出も多く賑わっています!
あ、空席が

今日は2つだけ聴きます。

233B5

ジョスリン・ドビニェー(フラウト・トラヴェルソ)
ベルトラン・キュイエ(チェンバロ)
ストラディヴァリア ダニエル・キュイエ(バロック・ヴァイオリン、指揮)

J.S.バッハ管弦楽組曲 第2番 ロ短調 BWV1067
J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲 第5番 ニ長調 BWV1050

あのときに“ブランデンブルク協奏曲 第5番が聴きたかったけどチケットが取れなかった”と書きましたが、その後プレス席解放でもう一度発売されたときに取れたんです! なので、代わりに取った223のチケットは伯母に譲りました。そっちも行きたかったけど、時間が重なっているので…。

カップリングは昨日も聴いた管弦楽組曲 第2番。でも、ストラディヴァリアの方が小規模編成だし全く違う演奏でした。トラヴェルソは今日の人の方がいいなぁ。
そして、そのトラヴェルソとバロック・ヴァイオリンが活躍するブランデンブルク協奏曲 第5番。やっぱりいいですね。1楽章のチェンバロの長いソロも素晴らしい。

印度亭 サンシャインカフェ やっぱりビール

224B7

小菅優(ピアノ)
オーヴェルニュ室内管弦楽団 指揮:アリ・ヴァン・ベーク

J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲 第3番 ト長調 BWV1048
J.S.バッハ:「フーガの技法 BWV1080」よりコントラプンクトゥス I ニ短調
J.S.バッハ:ピアノ協奏曲 第1番 ニ短調 BWV1052

平坦でやたら広いホールB7。
今年はこのホールはこの1回だけですが、幸い前の方の席が取れたのでよかったです。ここは後ろの方だとほとんど見えないんですよね。左よりの席だったので、舞台ソデにあたる部分(ついたてのみ)でオーヴェルニュ室内管弦楽団のみなさんがザワザワおしゃべりしているのがまる聞こえです(笑)笑い声まで。さすがフランス人。

アリ・ヴァン・ベーク指揮オーヴェルニュ室内管弦楽団の演奏は、去年やはりこのB7で聴いているんですよね(記事コチラ)。フルートの高木綾子さんとの競演でした。

今回は小菅優さんと競演。小菅優さんのピアノは好きです。
彼女はまだ若いけど、子供の頃から演奏活動をしているということで、キャリアは長いんですよね。笑顔は子供っぽいけど年を重ねた人に見えることも。音楽もそう。瑞々しさと円熟が同居しているみたいな感じでしょうか。
聴いていたら、このピアノ協奏曲を弾いてみたくなっちゃいました。簡単に弾けるわけないのに(笑)

今日は2つだけしか聴かないのでこれで終了。
MUSIC DAYだから夜は空けておこうと思ったんだけど、最終的に今年は行きたいライブがなかったんです。
しばらくウロウロしてみました。まずは腹ごしらえ(笑)
昼食orおやつ

展示ホールに行ってみると、ちょうどアンヌ・ケフェレックのサイン会を開催中。CD買ってサインもらってみました。
明日、4台のピアノで聴くことになっています。
サイン会 ケフェレックのサイン

島村楽器のブースではローランド電子チェンバロのデモンストレーション演奏中。32万円くらいだそうです。手軽にチェンバロを楽しめるのはよさそうです。
デモンストレーション 写真展示 サイン

リューベック広場ではThe Pink BAcCHus(オーケストラ)の演奏中。
地上広場のミュージックキオスクでは国立音大アンサンブルの演奏中。
リューベック広場 見上げる 管楽アンサンブル

夕食には屋台村でパラダイス丼を。
ロコモコとガーリックシュリンプを両方味わえる
パラダイス丼

この日はNHK-FM 82.5MHz 生放送『今日は一日「ラ・フォル・ジュルネ」三昧』ということで、レストランの一角に特設スタジオができていました。12:45〜22:00の9時間以上の生放送だったようです。
2回ほど通りかかったのですが、1回目はギタリストの村治佳織さん、2回目は脳科学者の茂木健一郎さんのときでした。けっこうな人だかりでした。
FM放送中 NHK-FM出演中の村治佳織 NHK-FM出演中の茂木健一郎

公演以外の時間も楽しいLFJなのでした。
このあと展示ホールのリューベック広場では「対談 茂木健一郎&鈴木雅明」というプログラムがあって聴きたかったけど、ちょっと用事があって19時までに帰らないといけないのであきらめ。

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ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン 2009 スタート 5/3 [クラシック音楽]

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン
「熱狂の日」音楽祭 2009
バッハとヨーロッパ

今年もGWはラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン。
実際には前夜祭などもあって既に祭りは始まっていますが、一応今日が初日ですね。
ガラスの内側

今年は初日に一番たくさん聴いちゃいます。

113(ホールA)

ネマニャ・ラドゥロヴィチ(ヴァイオリン)
シンフォニア・ヴァルソヴィア 指揮:ジャン=ジャック・カントロフ

ヴィヴァルディ「四季」作品8

LFJではおなじみのシンフォニア・ヴァルソヴィア。
今回の指揮はカントロフです。カントロフといえば私の中ではヴァイオリニストですが、ずいぶん前から指揮者としても活躍しているのですよね。

今年はホールAはすべてS席にしました。あのホールは遠いと“遠くで演奏しているのを見ている”状態に近くなるので。でも、今回はS席の中でも後ろの方。室内楽には厳しいホールです。
「四季」を全曲聴くなんて久しぶり。子供の頃、初めて「四季」を聴いたときに、夏がつらそうな曲だということに違和感を覚えたのを思い出しました。農業などに従事していると夏は大変だということまで頭がまわらない夏休みが楽しいだけの子供でしたね。

とにかくラドゥロヴィチがいいんだわ。躍動するヴァイオリン!! 昨年も一昨年も出演しているけど彼の演奏は聴いていないので初めてでした。ロマン派以降も聴いてみたいです!
ラドゥロヴィチはすごく背が高くてやさしそうな顔立ち。顔の造作も大きくてカーリーな長髪を上の部分だけ束ねています。かなり印象的な外見です。
楽しそうなところは思いっきり楽しそうに演奏。見ている方も楽しくなれます。

144(ホールC)

ル・コンセール・フランセ 指揮:ピエール・アンタイ

J.S.バッハ管弦楽組曲 第1番 ハ長調 BWV1066
J.S.バッハ:管弦楽組曲 第2番 ロ短調 BWV1067

チェンバロのピエール・アンタイが結成した古楽アンサンブル、ル・コンセール・フランセ。
古楽器による室内楽だとホールCでもキャパが大きすぎる気がしちゃいます。
管弦楽組曲 第2番はフルート協奏曲のような趣きがありますよね。弦楽器はまだしもフラウト・トラヴェルソだと音量の限界が…。トラヴェルソであれを演奏するのは難しそう。楽器の進歩はありがたいものです。

でも、バッハの管弦楽組曲はどれもいいですよね。今回のプログラムは管弦楽組曲を聴く機会が多いように思えました。しかもいろんな楽団やアンサンブルで。なるべく小さな会場がいいですね。
それにしても、古楽器は音程が不安定なうえにすぐ狂う。扱いが大変そうですよね。

114(ホールA)

東京都交響楽団 指揮:小泉和裕

ヘンデル/ストコフスキー:「メサイア」より パストラル・シンフォニー
ヘンデル:合奏協奏曲 作品6-12
ヘンデル/ハーティ:管弦楽組曲「水上の音楽」

今回は前から5列目。
今度はフルオーケストラだから後ろの方でもよかったんだけど、なかなかうまくいきませんね。室内楽が続いたあと大編成のオケを聴くとかなりの迫力です。20世紀の編曲によるヘンデルのプログラムですね。
小泉和裕指揮、都響の演奏はいつでも聴ける気がしちゃいますが、今年は都民芸術フェスティバルで都響は行かれなかったので、まぁ久しぶりになりますか。
ストコフスキー編曲の「メサイア」パストラル・シンフォニーは初めて聴いたかも。ストコフスキーといえば、映画「ファンタジア」でミッキーマウスに“Mr. Stokowski !”と呼びかけられている人ですね。

舟遊びのために作られた曲「水上の音楽」は明るく楽しい曲です。
昔ブラバン編曲でやったなぁ。
(「水上の音楽」一部聴けます→コチラまたはコチラ


ここでやっと1時間空きなので、早めの夕食です。
それぞれ好きな物を買ってきて食べましたが、私はそぼろ丼。和風な響きとは違って味付けはエスニックでした。辛くないカレー風味という感じ。
美味しいけど量が多い!! まん中にスペースを作ってからじゃないと温卵ものせられないという(笑)すごーくお腹いっぱいになりました。
大盛り

テーブル席が全然空いてないうえに立って食べるテーブルにも空きがなかったので、座ってちょうどいい長テーブルで立って食べることに。スペースが確保できただけでもよいと思わないとね。
人がいっぱい 演奏中 人・人・人

176(G409)

イド・ バル=シャイ(ピアノ)

F.クープラン:「クラヴサン曲集 第3巻」より第15オルドル第7番「花咲く果樹園」、第2番「子守歌、またはゆりかごの中のいとし子」
 「クラヴサン曲集 第2巻」より第7オルドル 第2番(抜粋)「幼年期」
 「クラヴサン曲集 第2巻」より第6オルドル 第1番「収穫する人びと」
 「クラヴサン曲集 第2巻」より第6オルドル 第5番「神秘的なバリケード」
 「クラヴサン曲集 第3巻」より第14オルドル 第1番「恋のナイチンゲール」
 「クラヴサン曲集 第3巻」より第13オルドル 第3番「胸飾りのリボン」、第2番「葦」、第5番「煉獄の魂」
 「クラヴサン曲集 第4巻」より第20オルドル 第8番「タンブラン」
 「クラヴサン曲集 第1巻」より第5オルドル 第1番「ロジヴィエール(アルマンド)」
 「クラヴサン曲集 第4巻」より第25オルドル 第5番「さまよう亡霊たち」
 「クラヴサン曲集 第3巻」より第18オルドル 第3番「修道女モニク」、第4番「騒がしさ」
 「クラヴサン曲集 第4巻」より第21オルドル 第5番「クープラン」

ビール&満腹で眠気が心配されましたが、大丈夫でした(笑)

クープランといえばザ・バロックな人で、バッハと同じく一族で音楽家という家の生まれです。でも私はクープランの曲よりラヴェルの「クープランの墓」で名前を目にした方が先でした…。
バロック時代のクラヴサンの曲を現代のピアノで演奏すると、やはり現代的に聴こえますよね。クープランは特にそうなのかバル=シャイの演奏がそうさせるのか、いや両方なのかもしれないけど、クープランの曲をあまり聴かずにきた私にはとても新鮮に聴こえました。

ちょうど指は見えない席でしたが、バル=シャイの指は目にも止まらぬ速さで動いているものと思われます。雑音のないきれいな音で、音にも勢いが感じられます。
G409は暑い会場でした。演奏者のスポットライトが本人のすぐ横の両脇から照らすかたちです。お客も暑いけど演奏者も暑い。バル=シャイは1曲ごとに汗をぬぐっていました。

181相田みつを美術館

寺神戸亮(ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ)

J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調 BWV1007
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第3番 ハ長調 BWV1009

久しぶりに相田みつを美術館のチケットが取れました。
去年はこのホールの公演は全く取れなかったけど、今年は先行の抽選で当たったので。でも、一番後ろの端の方。もし普通のチェロを座って演奏するのだとしたら、全く見えません。幸いヴィオロンチェロ・ダ・スパッラは肩かけチェロなので、なんとか見えました。大きめのヴィオラをストラップでとめて右肩にあてる感じでしょうか。

かの有名な無伴奏チェロ組曲 第1番のプレリュードもなんだか違う音に聴こえますね。現代のチェロに比べると荒削りで御しにくいけど柔らかいとでもいいましょうか。バッハの頃はこんな感じの音だったのでしょうかね。
見た目も含めてなかなか興味深いものがありました。

寺神戸さんがヴィオロンチェロ・ダ・スパッラによるバッハの無伴奏チェロ組曲全曲集のCDを出しているので、興味がある方は聴いてみて下さい。

バッハ:無伴奏チェロ組曲全曲

バッハ:無伴奏チェロ組曲全曲

  • アーティスト: 寺神戸亮,バッハ
  • 出版社/メーカー: Columbia Music Entertainment,inc.( C)(M)
  • 発売日: 2008/06/11
  • メディア: CD


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エフゲニー・キーシン ピアノ・リサイタル '09 4/23 [クラシック音楽]

なぜかこれまで聴く機会がなかったキーシンのピアノ。
初めて行きました。
サントリーホールでのエフゲニー・キーシン ピアノ・リサイタル

目の前のアンデルセンに寄ったので、サントリーホールの開場時間のカラクリ時計、久しぶりに見ました〜。
sk.png

初めて聴いたけど素晴らしかったよ、キーシン。

プロコフィエフ:バレエ「ロミオとジュリエット」からの10の小品Op.75より
 少女ジュリエット
 マキューシオ
 モンタギュー家とキャピレット家
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第8番「戦争ソナタ」 Op.84

=======

ショパン:幻想ポロネーズ Op.61
ショパン:マズルカ op.30-4,op41-4,op59-1

ショパン:12の練習曲
 op.10より 第1番ハ長調、第2番イ短調、第3番ホ長調「別れの曲」、第4番.嬰ハ短調、第12番ハ短調「革命」
 op.25より 第5番ホ短調、第6番.嬰ト短調、第11番イ短調「木枯らし」

<アンコール>
ショパン:ワルツ 第7番 嬰ハ短調、ワルツ 第6番「子犬」
プロコフィエフ:歌劇「3つのオレンジへの恋」より行進曲、“4つの小品”より悪魔的暗示
ショパン:マズルカ 第40番 ヘ短調 op.63-2、幻想即興曲 嬰ハ短調 op.66
モーツァルト:ピアノ・ソナタ 第11番より第3楽章“トルコ行進曲”
ショパン:ワルツ 第14番 ホ短調、ノクターン 第10番 op.32

10代でデビューしたキーシン。15歳のときに初めて来日公演をしていますね。神童と呼ばれていました。あの頃のキーシンも聴いておいたらよかったと思うけど、私も学生で行かれる演奏会は限られていたからねぇ。
その頃に写真で見た幼い顔の面影そのまま大人になったような感じですね。

音楽の神様に愛されている人なのですね。も〜、すごく感動してしまいました。
ピアノは身体全体で演奏するものだと思うけど、なんというか、音楽が身体から溢れてきている感じ。すごく純粋に音楽をしているのです。
ちょっと“これでもか”というほどにピアノを弾いているようにも見えるのですが、押し付けがましい感じは全くなく、聴いていても面白いのですよ。

こんなに拍手の鳴り止まない公演も珍しい。客席大興奮です。
そして、ナント!アンコールを9曲もやってくれました。
キーシン自身もノッてきちゃったみたいで、楽しそうにどんどん弾いていく感じ。聴いている方も楽しかったですよ。
本編が終わったのが何時かわからないけど、すべてが終わったら22時10分過ぎくらい。アンコールが1時間くらいだったんですね。
最後はみんなスタンディングオベーション。

こんな演奏をする人だったのね。
多分、これまでに変わってきたことと変わらなかったことがあったと思うけど、私は初めて聴いたので、それについてはわかりません。
でも、機会があればまた聴きたいピアノです。
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東京フィルハーモニー交響楽団(都民芸術フェスティバル) '09 3/22 [クラシック音楽]

今年の都民芸術フェスティバルは私は今日が見納め(聴き納め)です。
ということで東京芸術劇場に行ってきました。

東京フィルハーモニー交響楽団
指揮:渡邊一正  ピアノ:小山実稚恵

チャイコフスキー・プログラム>

歌劇「エフゲニー・オネーギン」~ポロネーズ

何年後かオネーギンが戻ってくると、美しい女性に成長したタチアナが結婚していて・・・という舞踏会のシーンですよね。明るい曲です。
実はオペラの方は観たことないので、バレエのオネーギンを思い出してしまいました。

ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 作品23 

出だしが超有名なピアノ協奏曲です。
チャイコのPコンといえばコレですよね。演奏会で聴く機会があるのもダンゼン第1番なのですが、チャイコフスキーはあと2曲Pコンを作曲しています。
小山実稚恵さんはずいぶん前から日本人ピアニストの第一人者としてやってきていると思いますが、貫禄がでてきたように思います。でも停滞していない感じ。

交響曲第6番 ロ短調 作品74「悲愴」

チャイコの交響曲の中でも演奏会のプログラムとしてよく取り上げられるのは5番とこの悲愴ですよね。友達は“演奏機会が多いのはダンゼン5番でしょ”と言っていたけど、私の印象では6番もかなり多いです。
チャイコフスキーの最後の交響曲になってしまった悲愴にはチャイコフスキーの思いが凝縮して詰まっているように思えます。2楽章の5拍子のワルツも3楽章のマーチが印象的。でも、最後は消えるように終わります。

チャイコフスキーが初演のあとすぐに亡くなってしまったので、彼の人生そのものとも言えるこの曲は、本人は遺書のつもりではなかったけど結果的にそうなってしまったわけですよね。
チャイコフスキーの死因についてはコレラによる尿毒症、肺水腫による心臓衰弱、エイズ、自殺などいろいろ言われていますが、New GROVE Dictionary of Music and Musicians(洋書)にも掲載されたロシア(旧ソ連)の音楽学者アレクサンドラ・オルロヴァによる「同性愛者だったチャイコフスキーがある公爵の甥と関係を結んだことを発端に、公然化防止と作曲家の名誉を守る為の秘密法廷が開かれ、そこで砒素の服毒自殺が宣告され、その後服毒が敢行された」という自殺説は支持されたようです。
その後反論が相次ぎ、GROVE Dictionaryも第2版では死因は不明ということになったようですが。

教育機関向けに年間閲覧契約ができるオンライン版のThe New Grove Dictionary of Music & Musicians II Online(ニュー・グローブ世界音楽大事典第2版)があるようです。

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小山実稚恵 名門ロイヤル・フィルと共演

小山実稚恵 名門ロイヤル・フィルと共演

  • アーティスト: 小山実稚恵,チャイコフスキー,リスト,小泉和裕,ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
  • 出版社/メーカー: ソニーレコード
  • 発売日: 1990/07/21
  • メディア: CD


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ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン 2009 今年はバッハ [クラシック音楽]

いくつかの先行発売を経て、今日が一般発売です。

最近ではGW恒例のクラシック音楽のイベント『ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン』ですが、今年のテーマはバッハですね。

top_banner-lfj2009.jpg

第1回のベートーヴェンのときには3日間だったのが、段々増えて5日間になっていました。正直、ちょっと長いかなと思っていたところ、今年は初心に返ったのか5月3日〜5日の3日間です。このくらいがちょうどいいんじゃないかな。

公演の選択ポイントはいくつもあると思いますが、私はまず曲目です。LFJの場合は同じホールでずっと聴くのもつまらないので、いろんなホール。そうすると自ずとソロ、室内楽、オーケストラetc.…いろいろな編成を聴くことができます。

今回、ブランデンブルク協奏曲 第5番を聴きたかったのですが、先行でもプレオーダーでも一般発売でも取れませんでした。残念…。でも、それ以外は割と計画通りに取れました。
これまたチケット取りがネット中心になったため、いちいち手数料がかかります。トータルの手数料を計算してみるのがこわいくらいです。

一応、私は準備万端です。
大きいホールや朝の公演のチケットはまだ取れると思います。当日券も若干ありますので、GWはゼヒ有楽町の東京国際フォーラムへお出かけ下さい。…別にLFJの回し者ではありません(笑)

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日本フィルハーモニー交響楽団(都民芸術フェスティバル)'09 3/12 [クラシック音楽]

都民芸術フェスティバルのオーケストラシリーズ。今度は日フィルです。
会社を出るのが遅くなってしまったので、団員の皆さんが板ついているときにちょうど席に到着。なんとか間に合いました。東京芸術劇場の3階席は会場に入ってからが遠いんですよね。

日本フィルハーモニー交響楽団
指揮:梅田俊明  ヴァイオリン:竹澤恭子

ブラームス・プロ
大学祝典序曲 作品80

ブラームスが作曲した2曲の序曲のうちの1曲で、軽快でいい感じの曲です。日フィルの演奏もなかなか軽快でした。
個人的には懐かしい曲です。昔やったことがあるので。
そうそう、ファゴットのメロディがNHKの番組『サラリーマンNEO』の中のコーナー「サラリーマン語講座」のオープニングに使われていましたね。

ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77

久しぶりに聴きましたが、この曲は情熱的で力強い大曲なんですよね。3楽章の民族音楽的な響きも印象的です。
竹澤恭子さんも久しぶりです。
パワフルな演奏に磨きがかかっていたようです。低音から高音まで楽器をしっかり活用して鳴らしている感じです。音色もきれいですね。

交響曲第4番 ホ短調 作品98

この曲の出だしは歌(歌謡曲)のようななんとなく親しみやすいメランコリーが感じられます。俗っぽいというとホメ言葉には聞こえないので、表現が難しいのですが。
ブラームスは交響曲を4曲しか作曲していないので、どの曲も演奏される機会が多いですよね。そして、どの曲もそれぞれいいのです。
梅田さんの指揮もしっかりと聴かせてくれました。梅田さんといえば、ドラマ「のだめカンタービレ」に指揮指導と演奏で参加していましたね。
そしてのだめといえば、映画化が決定しています。

<アンコール>
ハンガリー舞曲 第21番

ブラームスプロだけあってアンコールもブラームス。
N響は定番の1番だったけど、日フィルは21番。あまり聴く機会がない曲です。

日フィルの皆さんは、最後はいつものように全員でお辞儀をして解散。

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ブラームス&メンデルスゾーン : ヴァイオリン協奏曲

ブラームス&メンデルスゾーン : ヴァイオリン協奏曲

  • アーティスト: 竹澤恭子,ブラームス,メンデルスゾーン,デイヴィス(コリン),フロール(クラウス・ペーター),バイエルン放送交響楽団,バンベルク交響楽団
  • 出版社/メーカー: BMGメディアジャパン
  • 発売日: 1998/04/22
  • メディア: CD


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NHK交響楽団(都民芸術フェスティバル)'09 2/27 [クラシック音楽]

今年もオペラ、オーケストラ、室内楽からバレエ、能楽、邦楽など、様々なジャンルの公演を手軽な値段で楽しめる都民芸術フェスティバルの時期がやってきました。
〔オーケストラ1回券:A席3,800円、B席2,800円、C席1,800円〕
今年もオーケストラシリーズはすべてC席で聴きます。

まずはN響。会場はもちろん池袋の東京芸術劇場です。

NHK交響楽団
指揮:カルロス・シュピーラー  クラリネット:ポール・メイエ

モーツァルト歌劇「フィガロの結婚」序曲 K.492

けっこうギリギリに到着したけど、友達はさらにギリギリでした。
フィガロの序曲はプログラム1曲目の定番みたいなものかもしれませんね。
オペラは数えられるくらいしか観ていないけど、数少ないオペラ鑑賞の中でもモーツァルトは1つも観ていません。序曲を聴く機会は多いので、きっと楽しいんだろうな・・・と想像しています。特にこの曲。

モーツァルト:クラリネット協奏曲 イ長調 K.622

このクラリネット協奏曲はけっこう好きです。
モーツァルトが亡くなる年に作曲された曲なんですよね。といっても、35歳で亡くなっているので円熟味というのは違うと思いますが…。
明るい響きですね。ポール・メイエのクラリネットは初めて聴きましたが、とても好感が持てる演奏でした。テクニックがあるのはもちろん、音もきれいだし。

リムスキー=コルサコフ交響組曲「シェエラザード」 作品35

交響曲ではなく交響組曲。この曲はいわゆる標題音楽ですね。
シェエラザードの主題がかたちをかえながら何度もでてきます。なんと言っても「海」の描写が秀逸だと思います。本当に高い波に船が揺られている気がするんですよね。シュピーラーの指揮も揺れるようでした。
何年も前ですが、都民芸術フェスティバルでシティフィルのシェエラザードを聴いてガッカリしたことを思い出してしまいました。今回はもちろん大丈夫。

<アンコール>
ブラームス:ハンガリー舞曲 第1番

これまたアンコールの定番。これか5番かという感じ。
王道な演奏を楽しませていただきました。

N響にしてはなんとなくパッとしない演奏だったという印象です。もちろん、悪くないですよ。もしかして、一番最近聴いたオケの演奏会がシカゴ響だったせいかもしれないけど。
何でも調子がいいときと悪いときがあるのは当然だけど、悪いときのレベルが高いのがプロなんですよね。そういう意味ではちゃんとプロです。

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Chicago Symphony Orchestra '09 2/1 [クラシック音楽]

ベルナルト・ハイティンク指揮 シカゴ交響楽団の演奏会を聴きにサントリーホールに行ってきました。

マーラー交響曲第6番 イ短調「悲劇的」

最初から最後まで緊張感が持続する素晴らしい演奏でした。1曲プログラムで休憩なしなので、ハイティンクがある程度お客にも緊張を強いる部分も感じられました。

この季節はどうしても咳が出ちゃう人も何人かはいると思うけど、p(ピアノ)の部分で咳は聞こえませんでした。以外と風邪ひいてる人が少なかったのかなと思いきや、帰りの人の流れを見たところマスクしている人は多かったです。お客も、楽章の合間以外はトウッティで f(フォルテ)の部分でするように気をつけていたようです。
一流の演奏と聴き手の心持ちで、素晴らしい演奏会になるのですね。

ハイティンクといえば、どうしてもアムステルダム・コンセルトヘボウ(現在はロイヤル・コンセルトヘボウ)のイメージがあるのですが、ロイヤル・オペラ・ハウスの音楽監督、シュターツカペレ・ドレスデンの主席指揮者などを経て、2006年からシカゴ響の主席指揮者になっていたのですよね。
シカゴの音に変化も感じられました。ショルティ、バレンボイムの頃よりソフトになった・・・という言い方は違うかもしれないけど、ピタッとした音程はそのままで柔らかさが増した感じ。元々も硬いわけじゃないけど、幅が広がった気がしました。圧倒的な金管は健在!

現在シカゴ響は、ハイティンクが首席指揮者、ピエール・ブーレーズが名誉指揮者ですが、バレンボイム退任後は音楽監督が不在でしたよね。来年からリッカルド・ムーティが就任することが決まっています。これで、また変化していくのかもしれません。

シカゴ響は2003年以来6年ぶりの来日ですね。
今回、何よりびっくりしたのがチケットの高さです。S席40,000円〜D席16,000円ですよ。しかも、45,000円のプラチナ券というのまであります。もう1万円札1枚じゃ聴けないのね…。この高さはなんでしょう。
バレエももちろん高いです。でも、ずっと前はバレエの方が高かったけど、最近では有名オケはバレエの倍くらいします。バレエの値上げの幅は小さいけど、オケはまさに倍になっていると思います。いや、それ以上かも。

前日には横浜みなとみらいホールでモーツァルトの交響曲第41番とR.シュトラウスの「英雄の生涯」を演奏していますね。2/3にはハイドンの交響曲第101番「時計」とブルックナーの交響曲第7番、2/4には横浜と同じプログラムの予定です。
どれも聴きたいのはやまやまですが、1回行くだけでいっぱいいっぱいです。

これからのクラシックのコンサートは、聴きたい、でも高い、どうしよう・・・という葛藤が続きそうです。

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ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン 2008 まとめのようなもの [クラシック音楽]

ちょうどラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン 2008 のスタートから1週間が過ぎました。
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今年の来場者は100万人だったそうです。
去年が106万人だったということで、始まる前にはそれを上回るかと思っていました。ところが、GW期間中の東京はほとんど毎日雨だったのでちょっと厳しそうでしたよね。それでも、100万人はいったのね。
チケットの販売枚数も昨年には及びませんが、トータル18万1,724枚だったそうです。
金沢も盛り上がったことと思います。
LFJのプログラム

初日に飛び入り(?)参加したウィーン少年合唱団
居合わせた人はラッキーですよね〜。まぁ、平日の昼間なので、勤め人はほとんど聴けてないと思いますが。今年のテーマは「シューベルトとウィーン」ですからね。

年々チケットが取りにくくなっているのを感じます。
もちろん、ホールAの公演は発売日にがんばらなくても大体取れます。今回はチケット発売前に組んでみたスケジュールの中でホールB5D7相田みつを美術館の公演が全く取れなかったので、変更せざるをえませんでした。全部のホールには行けず残念!

最初のベート−ヴェンの年には何枚かチケットを取って1人で聴きに行ってたんです。後半には友達が当日券で聴きにきたりなんかも。次のモーツァルトの年には友達もフルに行くというので、張り切ってチケットを取りましたが、多く取り過ぎたというより連日遅い公演があって疲れてしまったのですね。そして、去年の民族のハーモニーでは夜は22時までくらいに抑えてペースがつかめてきました。

今年は、意識的に屋台の食べ物をいろいろ食べてみましたよ。
ロコモコ、フォー、フランクフルトソーセージ、チキンカバブサンド、チュロス、横手焼きそば、オムライス、チキンポテト、タコス、温玉プルコギ丼、豚丼キムチ乗せ、ミートカレー(トマトトッピング)、鴨ステーキノーマル&ブラックペッパー、ソフトクリーム、ビーフタコス、ローストビーフライス・・・屋台のものだけじゃないし1人で全部食べたわけじゃないけど、5日分並べてみるとスゴイです(笑)

チェブラーシカの紙袋 ティッシュ&花の種 本「infini」 養命酒健康読本

4色ボールペン&ティッシュ オデッセイのボールペン ウェットティッシュ プレミアムローストコーヒーのチケット

展示ホールにはいろんな企業がブースを出していて、ノベルティなどを配っていたりします。
上の写真にはありませんが、このイベントに特別協賛している日清製粉マ・マーの試食もあり、トマトソースのパスタを少々いただきました。

ラ・フォル・ジュルネの場合、有料チケットを1枚だけ購入してあとは無料のコンサートやブースでのデモンストレーションを楽しむという参加の仕方もありますよね。チケットを全く買わなくても、ネオ屋台村だけ楽しむという手もあるし、外のミュージックキオスクでの演奏はタダで聴けるので、いろいろな楽しみ方ができると思います。

次のテーマはなんだろうと考えますが、個人的には、本場ナントで1999年に開催されている『フランス音楽<ベルリオーズ、フォーレ、ラヴェル>』が聴きたいな〜。

TREview
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ラ・フォル・ジュルネ 2008 最終日 [クラシック音楽]

ついに、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン 2008も最終日を迎えました!
いいお天気です。

今度は上から

今日は3つです。
まず着いて早々、空腹のためネオ屋台村でとりあえずビーフタコスをいただきました。具がいっぱいで食べるのが大変!!
ビーフタコス

お腹を満たして、まずは自由席のG409へ。リハが押して開場時間が遅れてました。

564(G409)

ジャン=フランソワ・エッセール(ピアノ)

ウェーバー:ピアノ・ソナタ第2番 変イ長調 作品39
ウェーバー:舞踏への勧誘(華麗なるロンド)作品65
シューベルト:12の高雅なワルツ 作品77 D969

なんと、みんなが入場するとき脇の方に娘さんと思しき人と一緒に立っていた気難しい顔のおじさんが演奏者のエッセールでした。ピアノ版の「舞踏への勧誘」は久しぶりに聴いたな〜。やっぱりいい曲だ。
演奏は踊り出したくなるように軽やかなのに、エッセールは最後までにこりともしない人でした。
舞踏への勧誘 MIDI(省略形)
クラシックMIDIラインムジーク

今日は公演と公演の余裕があります。
展示ホールに行くと、また入場制限中。でもちょうど演奏が終わった後だったようですぐに入れました。
島村楽器のブースではオーボエのデモンストレーション中。

H.I.S.のブースは何やら黒山の人だかりです。
お、ちょうど青島広志の講演&ミニコンサート。テノールの小野勉さんも一緒に青島さんのピアノ&お話で、モーツァルトのオペラの流れが軽快に語られていきます。いや〜、楽しかったですよ。
このブースの司会は、前日に上の通路から見て“知ってるんだけど誰だっけ”と思ったイザベネでした。最近ではチャンネルNECOおすぎのシネバラ!でしか見ないけど、昔NHKの朝ドラ「さくら」に出てましたよね。

日清製粉のブース前にはでっかいチェブラーシカがいました!(コレの宣伝ですね)
イザベネ チェブラーシカ(横から)

514(ホールA)

シンフォニア・ヴァルソヴィア 指揮:ミシェル・コルボ
ローザンヌ声楽アンサンブル
谷村由美子(ソプラノ)
ヴァレリー・ボナール(アルト)
マティアス・ロイサー(テノール)
クリスティアン・イムラー(バス)

モーツァルトレクイエム ニ短調 K.626

一昨年のモーツァルトのときにも聴きました、コルボのレクエム。
静かに熱い演奏というか、荘厳なのに親しみやすいというか、なんと言ったらいいのかわかりませんが、自然に流れ込んでくる感じなんです。
今回コルボは、この他にシューベルトのミサ曲第6番変ホ長調とスターバト・マーテル、ロッシーニの小荘厳ミサなども振っているんですよね。

ここで夕食です。
食べてみたいと思っていたローストビーフライス。ご飯の上にローストビーフがいっぱい。サラダもついていて、意外に量が多いです。満足。

526(B7)

樫本大進(ヴァイオリン)
フランク・ブラレイ(ピアノ)

シューベルト:ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ長調 作品137-1 D384
シューベルト:ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ短調 作品137-2 D385
シューベルト:ヴァイオリン・ソナタ第3番 ト短調 作品137-3 D408

2日前にメンコンを聴いた樫本大進のシューベルトのヴァイオリン・ソナタです。・・・という言い方は特に第1番には当てはまらないのかもしれません。“フランク・ブラレイ&樫本大進によるシューベルトのソナタ”かな。「ヴァイオリン伴奏付きピアノ・ソナタ」だそうですから。
この人のヴァイオリンは近くで聴くと、音楽の表情の豊かさがより伝わってきて熱い演奏です。コンチェルトにもリサイタルにもそれぞれの良さがありますよね。

長いようであっという間の6日間が終わりました。
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